ユークス<4334>は、2022年1月期の第3四半期(2021年2~10月)の連結決算を12月8日に発表する予定だ。この四半期のトピックスとしては、同社が開発に参加した『テイルズ オブ アライズ』が発売となったことがあげられる。発売元のバンダイナムコエンターテインメントは、同タイトルについて発売1ヶ月で世界累計100万本を突破し、2022年3月期中に170万本の販売を目指すと明かした(関連記事)。ゲームの受託開発では開発売上だけでなく、販売本数に応じてインセンティブなどが支払われる場合がある。どういった契約なのかは不明だが、業績にも影響を与える可能性がある。
なお、直近の7月中間期の連結決算は、売上高17億2600万円(前年同期比71.4%増)、営業利益3億2300万円(前年同期は2億2600万円の損失)、経常利益5億4900万円(同3億6900万円の損失)、最終利益4億5600万円(同3億6800万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成するなど好調だ。
・売上高:17億2600万円(同71.4%増)
・営業利益:3億2300万円(同2億2600万円の損失)
・経常利益:5億4900万円(同3億6900万円の損失)
・最終利益:4億5600万円(同3億6800万円の損失)
プロレスゲームの開発が順調に進捗したほか、原価・経費削減が奏功した、としている。
続く22年1月通期の業績は、売上高33億4100万円(前期比26.0%増)、営業利益3億5100万円(前期は1億7400万円の損失)、経常利益5億8000万円(同3億2900万円の損失)、最終利益4億7700万円(同4億1500万円の損失)を見込む。
・売上高:33億4100万円(同26.0%増)
・営業利益:3億5100万円(同1億7400万円の損失)
・経常利益:5億8000万円(同3億2900万円の損失)
・最終利益:4億7700万円(同4億1500万円の損失)
計画に対する進捗率は、売上高51.7%、営業利益92.0%、経常利益94.7%、最終利益95.6%となっている。
・売上高:51.7%
・営業利益:92.0%
・経常利益:94.7%
・最終利益:95.6%
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334