gumi、10月中間決算は43億円の最終赤字 ゲーム運営不振や新作への先行投資、暗号資産評価損や持分法投資損失計上 一部タイトルの減損で19億円の特損

gumi<3903>は、この日(12月10日)、2022年4月期の10月中間期の連結決算を発表し、売上高85億7800万円(前年同期比12.7%減)、営業損失15億7300万円(前年同期は13億1900万円の利益)、経常損失28億6100万円(同17億3200万円の利益)、最終損失43億5900万円(同10億0400万円の利益)と減収・赤字転落となった。

モバイルオンラインゲームの不振や新作への先行投資に加えて、暗号資産評価損、持分法投資損失など営業外損失の計上、そして一部モバイルオンラインゲームでの減損損失計上などが響いた。

・売上高:85億7800万円(同12.7%減)
・営業損失:15億7300万円(同13億1900万円の利益)
・経常損失:28億6100万円(同17億3200万円の利益)
・最終損失:43億5900万円(同10億0400万円の利益)

 

モバイルオンラインゲーム事業
売上高は84億7700万円(前年同期比13.3%減)、営業損失は15億7500万円(前年同期は14億3000万円の営業利益)となった。

売上高に関しては、複数の新規タイトルの配信に伴う売上寄与はあったものの、一部主力タイトルにおいて配信期間の長期化により売上が減少したことに伴い、前年同期比で減収となった。

営業利益に関しては、売上高の減少に加え、新規タイトルの開発に係る外注費の増加、新規タイトルの配信に合わせた大型プロモーションの実施による広告宣伝費の増加等に伴い、前年同期比で減益となった。

XR事業
売上高は計上されず、営業損失は2100万円(同8900万円の営業損失)となった。第2四半期累計においては、主にファンド出資等を通じ、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってきた。

ブロックチェーン事業
売上高は1億円(前年同期比97.2%増)、営業利益は2400万円(同2100万円の営業損失)となった。第2四半期累計においては、主にgumi Cryptosで行っているコンセンサスノードの運営が売上に寄与した。また、引き続きgumi Cryptosを通じ、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対し、様々な支援を提供した。

このほか、前年同期に計上した暗号資産の評価益がなくなり、評価損となったほか、持分法適用会社VR FUNDが保有する投資先の時価下落による持分法による投資損失3億5100万円を計上した。前年同期は持分法投資利益を計上していた。また、運用中の一部タイトルで減損損失として19億0600万円の特別損失を計上することも響いた。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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