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アピリッツ<4174>は、12月14日、2022年1月期の第3四半期累計(2~10月)の決算(非連結)を発表、『けものフレンズ3』を含めた各ゲームタイトルの運営による売上が順調に推移し、前四半期に発生した『けものフレンズ3』の移管に伴うコストの発生もなくなったことで、第2四半期時点での最終赤字から最終黒字に転じた。
売上高34億9300万円(前年同期比21.3%増)
営業利益1億2200万円(同18.3%減)
経常利益1億800万円(同27.4%減)
最終利益5100万円(同40.5%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①Webソリューション事業…売上高15億7300万円(前年同期比17.6%増)、セグメント利益3億9000万円(同1.3%減)
引き続き市場のDX化への追い風の中で、コロナ禍において事業構造変換のためのDX化が急務の顧客からの新規受注に加え、昨年度からの継続顧客からの再受注に注力した。主にEC事業者などから、「医療系モール型EC」「小売系統サブスクリプションサービス」「デジタルチケット販売」「アパレル系EC」を受注している。また外注費に関しては第4四半期へ向けて抑制を図りながら、その他経費の圧縮などに努めた。既存顧客および新規顧客からの受注は順調に推移している。②オンラインゲーム事業…売上高19億1900万円(同24.6%増)、セグメント利益1億3100億円(同3.0%増)
「パートナーゲーム開発」における継続案件の開発や『けものフレンズ3』を含めた各ゲームタイトルの運営による売上が順調に推移した。第2四半期期間に発生した『けものフレンズ3』の運営移管に係るコストについては、第3四半期期間には発生しなくなったことに加えて、運営体制の適正化により外注費などの抑制を図ることに努めた。「自社ゲーム開発」においては、新作『式姫Project』の開発に着手する一方で、利益率向上のため売上規模に応じた運営体制の見直しを図りった。『アンノウンブライド』と『オーバーエクリプス』のサービスを終了することで経営資源の集中と再分配を行い、外注費の抑制に努めるとともに、既存タイトルである『ゴエティアクロス』の3周年イベントを実施することなどにより売上の底上げを図った。
「クリエイター派遣」においては、オンラインゲーム事業内において『けものフレンズ3』の運営へ人員を増加させた一方で、需要の増加に対応するため、登録型派遣を再開するなっど、売上の維持に努めた。
■通期予想は9月発表の修正予想から変更なし
なお、2022年1月期通期の業績予想は、第2四半期決算の発表時に開示した修正予想から変更なく、以下のとおり。売上高47億5400万円(同22.2%増)
営業利益8600万円(同62.5%減)
経常利益7300万円(同68.1%減)
最終利益2500万円(同80.1%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174