【ゲーム株概況(12/21)】11月の月次売上が好調のフリューが大幅反発 流通株式比率上昇に向けた取り組みを推進の東映アニメが急落
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12月21日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに大幅反発し、前日比579.78円高の2万8517.59円で取引を終えた。連日の急落で1000円超の下げとなっていたこともあり、寄り付きから自律反発を意識した買い物が先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、フリュー<6238>が大幅反発した。フリューは、前日20日に発表した2021年11月の月次売上高が前年同月比30.2%増と好調だったことが市場の評価材料となっている。
また、壽屋(コトブキヤ)<7809>も反発し、アカツキ<3928>やサイバーエージェント<4751>も買われた。サイバエージェントは、マッコーリー証券が目標株価を2500円から3200円に引き上げたことが買いにつながっているもよう。
ほか、任天堂<7974>やバンダイナムコHD<7832>など大手ゲーム株の一角も高い。
半面、東映アニメ<4816>の下げがきつく、ケイブ<3760>は大幅続落した。東映アニメは、前日20日に「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を発表しており、スタンダード市場の上場維持基準への適合に向けて、基準を充たしていない流通株式比率の上昇のため、「事業法人等」に区分される株主に対して所有する同社株式の売却を働きかけるとしていたことが今後潜在的な売り圧力として働くのではとの懸念が出ているようだ。
そのほか、前日買われていたアピリッツ<4174>は反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816