ソニーG、第3四半期のゲーム事業は売上高8%減の8133億円、営業益15%増の929億円 ハード販売減、ソフトも減収に PS5採算改善、物流費と広告費低下も増益要因
ソニーグループ<6758>は、この日(2月2日)、第3四半期(10~12月)のゲーム & ネットワークサービス分野の決算について、売上高が前年同期比7.9%減の8133億円、営業利益が同14.9%増の929億円と減収・増益だったことを明らかにした。
同社では、ハードウェアと周辺機器の売上が減少したことに加えて、サードパーティと自社制作のゲームソフトの販売減などが響き、減収となったとした。
ハードウェアの販売を見ると、「プレイステーション4」が前年同期の140万台から20万台に、「プレイステーション5(PS5)」も450万台から390万台にそれぞれ減少した。
「プレイステーション5」については、需要が旺盛ではあるものの、半導体などデバイスの供給制約があること、そして、新型コロナウイルスの感染拡大による物流の混乱などでそれに見合った供給ができていない、とした。
ただ、営業利益については2ケタの増益を達成した。「PS5」の供給不足によって広告宣伝費や物流費を抑えられたことや、「PS5」の採算改善、為替などの要因がプラスに働いたとのこと。
続く2022年3月通期の業績予想について、売上高を2兆9000億円から2兆7300億円に引き下げる一方、営業利益を3250億円から3450億円に引き上げた。
「PS5」の年間販売目標を1480万台から1150万台に引き下げたことによる。ハードの供給不足が続く中、広告宣伝費や物流費などの販管費が低下する見通しで、売上が減り、利益が伸びる見通しとなる。
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 暫定CEO 十時 裕樹