GSIクレオス、第3四半期は営業利益47.4%減の33億円 医療・衛生消耗品の需要落ち着く プラモデルなどホビー関連や半導体関連は好調

GSIクレオス<8101>は、第3四半期累計(21年4~12月)の連結決算を発表し、売上高827億0500万円(前年同期比-)、営業利益33億0200万円(同47.4%減)、経常利益32億7000万円(同47.1%減)、最終利益17億8900万円(同26.5%減)と大幅減益となった。

・売上高:827億0500万円(同-)
・営業利益:33億0200万円(同47.4%減)
・経常利益:32億7000万円(同47.1%減)
・最終利益:17億8900万円(同26.5%減)

前期業績に貢献した医療・衛生消耗品の需要が落ち着いたため、としている。ただ、半導体・化成品やその他工業材料・ホビー関連は国内外で好調だった。

<繊維関連事業>
個人消費の持ち直しを背景に、アジアにおけるインナー用機能糸・生地の取引や、欧米アパレルメーカー向け生地の取引が増加した。一方で、新型コロナウイルス感染防止用の医療・衛生消耗品の取引は、需要が一巡したことから減少した。

・売上高:609億8600万円(同10.2%減)
・営業利益:4億2800万円(同83.3%減)

<工業製品関連事業>
半導体需要の世界的な拡大を背景に、同関連商材の取引が好調に推移した。また、化成品やその他工業材料についても、自動車関連をはじめとする国内外の製造業の回復にともない、取引が増加した。前期収益に貢献したホビー関連商材の取引も、世界各国の市場で堅調に推移した。

・売上高:217億1800万円(同9.2%増)
・営業利益:16億6000万円(同44.0%増)