KLab、ブロックチェーン関連事業への参入決定 BLCゲーム2本、NFT/メタバース2本を準備中 早期参入で先行者メリット獲得を狙う【追記】

KLab<3656>は、この日(2月9日)、2021年12月期の決算説明会をオンライン上で開催し、新規事業としてブロックチェーン関連事業に参入することを明らかにした。市場が立ち上がってまもなく、国内外ともに主要プレイヤーが少ないことから早期参入による先行者メリットを獲得し、モバイルオンラインゲームに次ぐ第2の柱として育てていきたいとしている。

開発中のプロジェクトは合計4本で、内訳はブロックチェーンゲームが2本、NFT/メタバース関連が2本となる。ブロックチェーンゲームについてはモバイルオンラインゲームの開発・運用で得た知見を活かしたいと考えているそうだ。そして、IPホルダーとの関係性が強いという同社の強みも活かすことができそうだ。

【追記】決算説明会での質疑応答の内容を追加した。
メタバースとNFTについては、巨大なプラットフォームを作ることを目指しているわけではなく、デジタルアイテムの販売を想定しているという。NFTはオリジナルIPや既存IPを使ったアートなの販売、メタバース関連はメタバースプラットフォーム向けのアイテムを販売することになると明かした。

また、費用面については、いずれもさほど大きな規模にはならないという。最も費用がかかるのはブロックチェーンゲームだが、「他社を見ていると数千万円の規模感でやっているところが多いようにみえるが、当社もそういった規模感から始める」(森田社長)とのこと。昨今のスマホゲームほど巨額にはならないとの見方を示した。人材についても要所で新規採用を考えるが、既存の人材をアサインしていく考え。

なお、ブロックチェーンゲームのマネタイズについては当面試行錯誤してやっていくとのこと。

 

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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