GMO、21年12月期の決算は営業利益47%増の410億円…ネットインフラと暗号資産、ネット金融が過去最高業績を更新
GMOインターネット<9449>は、この日(2月10日)、2021年12月期の連結業績を発表し、売上高2414億4600万円(前の期比14.7%増)、営業利益410億9700万円(同47.3%増)、経常利益433億9300万円(同59.9%増)、最終利益175億2700万円(同70.4%増)、EPS158.48円と大幅増益を達成した。インターネットインフラ事業や暗号資産事業、インターネット金融事業が最高業績を更新するなど全事業セグメントが好調だった。
・売上高:2414億4600万円(同14.7%増)
・営業利益:410億9700万円(同47.3%増)
・経常利益:433億9300万円(同59.9%増)
・最終利益:175億2700万円(同70.4%増)
・EPS:158.48円
主力のインターネットインフラ事業は、オンライン消費の定着もあり、決済事業・EC支援を中心に好調に推移し、最高業績を更新し、収益拡大をけん引した。
暗号資産事業は、暗号資産交換事業においては、暗号資産価格の上昇を受け、取引高が好調に推移する中、認知度向上と取引高シェア拡大を目指して積極的なマーケティング活動を展開した。また、暗号資産マイニング事業においては、マイニングの収益率が上昇したことから、最高業績を更新した。
インターネット広告・メディア事業は、広告市況の回復に加え、前年の商材入替・営業手法の刷新・原価低減といった取り組みの成果があり、堅調に推移した。
インターネット金融事業は、活況だった前年同期比では取引高は軟調な推移となったが、店頭FXでの収益性改善に加え、外貨ex byGMOのグループジョインもあり、最高業績を更新した。
■インターネットインフラ事業
・売上高:1387億6200万円(同5.7%増)
・営業利益:192億3200万円(同18.0%増)
■インターネット広告・メディア事業
・売上高:520億7100万円(同11.1%増)
・営業利益:11億8600万円(同181.0%増)
■インターネット金融事業
・売上高:338億9900万円(同9.9%増)
・営業利益:117億1500万円(同10.3%増)
■暗号資産事業
・売上高:206億3400万円(同206.6%増)
・営業利益:90億9300万円(同1082.4%増)
■インキュベーション事業
・売上高:15億7000万円(同56.8%増)
・営業利益:7億8500万円(同669.6%増)
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449