エイチーム、非開示としていた22年7月期通期の連結業績予想を発表…『FFVII ザ ファーストソルジャー』が期待に届かず大幅な赤字転落見込みに

エイチーム<3662>は、3月11日、非開示としていた2022年7月期通期の連結業績予想を発表、各利益項目とも大幅な赤字転落となる見込み。

売上高325億円（前期比4.0％増）
営業損益7億円の赤字（前年同期7億100万円の黒字）
経常損益7億円の赤字（同8億9500万円の黒字）
最終損益8億5000万円の赤字（同8億7700万円の黒字）

同社は、昨年11月17日にリリースした『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER（ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー）』において、リリ ース直後での適切かつ合理的な数値の算定が困難であったため業績予想の公表を見合わせていたが、業績予想を作成するうえで十分な数値が整ったため公表した。

2022年7月期上期では、『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』が既存ゲームアプリや他事業の一部サービスの減衰を補うほどの収益獲得 には繋がらず、開発費および広告費などの一時投資（約12億円）を計上したことにより、全体としても前年同期比で利益が大幅な減少となった。

2022年7月期の通期業績予想では、前年実績と比較して売上高・利益ともに減少と予想しているが、下期においては、上期で生じた一時投資の負担が解消されることに加え、第3四半期ではライフスタイルサポート事業およびEC事業が例年繁忙期にあたるため、収益回復を見込んでいるとしている。