【ゲーム株概況(3/23)】グリーが5日続伸で一時4ケタ大台を回復　国内証券が目標株価引き上げのセガサミーHDが買われる　通期業績予想を減額のイマジニアは小反落

3月23日の東京株式市場では、日経平均は上げ幅を拡大して7日続伸し、前日比816.05円高の2万8040.16円と2万8000円台を回復して取引を終えた。米FRB（連邦準備理事会）による利上げが続くとの観測から為替の円安が進行し、前日に続いて輸出関連株への物色が広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、グリー<3632>が5日続伸して一時4ケタ大台を回復する場面があったほか、ガンホー<3765>やKADOKAWA<9468>なども買われた。

みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を2400円から2800円に引き上げたセガサミーHD<6460>をはじめ、任天堂<7974>やバンダイナムコHD<7832>、カプコン<9697>など大手ゲーム株も総じて高い。

持分法適用関連会社のスマートフォンゲーム製作委員会の解散を嫌気して前日は大きく売られたケイブ<3760>は反発した。

メタバース関連の側面を持つGFA<8783>やバンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>の動意も目立った。

半面、アピリッツ<4174>が売られ、後場場中に2022年3月期通期の連結業績予想の下方修正を発表したイマジニア<4644>は6日ぶりに小反落した。