USEN-NEXT HD、2月中間決算は営業利益10%増の88億円 通信と業務システム、エネルギー伸長 「U-NEXT」の広告宣伝や独占配信、会員獲得チャネル強化
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、4月7日、第2四半期累計(21年9月~22年2月)の連結決算を発表し、売上高1140億1600万円(前年同期比12.7%増)、営業利益88億4900万円(同10.3%増)、経常利益84億3200万円(同10.5%増)、最終利益44億0800万円(同0.8%増)だった。
・売上高:1140億1600万円(同12.7%増)
・営業利益:88億4900万円(同10.3%増)
・経常利益:84億3200万円(同10.5%増)
・最終利益:44億0800万円(同0.8%増)
コンテンツ配信事業でテレビCMなど広告宣伝費を増やしたほか、人材関連費用を増やしたものの、通信事業、業務用システム事業、エネルギー事業が2ケタ増益を記録し、全体としては増益で着地した。
コンテンツ配信事業の業績をピックアップしておくと、売上高は348億0800万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は32億円(同0.3%減)となった。
『U-NEXT』の更なる認知度アップのため、年末年始多くの人がテレビの視聴機会が増える時期を捉えてテレビCMを実施するなど、契約者数の拡大を図るための取り組みに注力してきた。
コンテンツについては、競争環境が激化するなか、新作・話題作や人気の高い格闘技コンテンツ、音楽コンテンツのライブ配信を開始するなど同社の独占作品を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んできた。
その一環として、世界最高峰の規模を誇る総合格闘技のひとつである格闘技大会「BELLATOR(ベラトール)」の国内配信パートナーとして、大会を継続的に独占で見放題ライブ配信するなど、一層コンテンツのラインナップ拡充を図るとともに、毎月配信が開始する多くの作品の中から独占作品、見放題独占作品を含むおすすめの配信作品を選定して紹介している。
『U-NEXT』は、22万本以上の映画、ドラマ、アニメが見放題で楽しめるほか、公開・放送したばかりの最新作を含む2万本以上のレンタル作品、さらに68万冊以上のマンガや書籍もラインナップしている。
また、ユーザーエクスペリエンスの改良においては、メーカー各社より新たに販売するテレビの付属リモコンに「U-NEXTボタン」の搭載をすすめ、ユーザーに快適にサービスを利用できるよう取り組んでいる。
契約者数増加の面では、同社グループのY.U-mobileが販売するMVNOサービス『y.u mobile』と映像配信サービス『U-NEXT』のセットプランを開始するなど、新たなチャネルでの獲得施策にも引き続き取り組んできた。
■2022年8月通期の見通し
続く22年8月通期の業績については、売上高2200億円(前期比5.6%増)、営業利益170億円(同8.9%増)、経常利益160億円(同8.3%増)、最終利益85億円(同5.7%増)、EPS191.40円を見込む。
・売上高:2200億円(同5.6%増)
・営業利益:170億円(同8.9%増)
・経常利益:160億円(同8.3%増)
・最終利益:85億円(同5.7%増)
・EPS:191.40円
計画に対する進捗率は、売上高51.8%、営業利益52.1%、経常利益52.7%、最終利益51.9%となっている。
・売上高:51.8%
・営業利益:52.1%
・経常利益:52.7%
・最終利益:51.9%
会社情報
- 会社名
- 株式会社U-NEXT HOLDINGS
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 宇野 康秀
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9418