シリコンスタジオ、第1四半期決算は営業益800万円と黒字転換 前年同期1億5300万円の赤字 受託開発が引き合い旺盛

木村英彦 編集長
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シリコンスタジオ<3907>は、4月8日、第1四半期(21年12月~22年2月)の連結決算を発表し、売上高9億6800万円(前年同期比7.1%増)、営業利益800万円(前年同期は1億5300万円の損失)、経常利益1200万円(同1億4500万円の損失)、最終利益200万円(同1億6100万円の損失)と増収・黒字転換を達成した。

・売上高:9億6800万円(同7.1%増)
・営業利益:800万円(同1億5300万円の損失)
・経常利益:1200万円(同1億4500万円の損失)
・最終利益:200万円(同1億6100万円の損失)

同社によると、ミドルウェアが微増収にとどまったものの、受託開発についてはエンタメ業界からの引き合いが多く、売上が好調だった、としている。

(a)開発推進・支援事業
売上高は5億9600万円(同22.4%増)、セグメント利益は6400万円(同1億7300万円増)となった。受託開発の売上高は、前年度下期から継続してエンターテインメント業界からの案件を中心に引き合いが多く大幅増収となった。ミドルウェアの売上高は、第1四半期の成約が少なく微増収となった。オンラインソリューションの売上高は、ネットワーク構築と運用共に堅調に推移し、増収となった。

(b)人材事業
売上高は3億7200万円(同9.3%減)、セグメント利益は6500万円(同12.8%減)となった。エンターテインメント業界におけるクリエイティブ人材の正社員需要は底堅く有料職業紹介サービスは堅調に推移した。一方、人材派遣サービスにおいては、稼働者数の減少傾向に歯止めがかかりつつあるものの、も稼働者数が減少したこと等が影響し、第1四半期累計における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ539名(同14.7%減)、有料職業紹介の成約実績数は71名(同6.0%増)となった。

■2022年11月通期は黒字転換を見込む続く
2022年11月通期は、売上高40億9500万円(前期比2.8%増)、営業利益1億円(前期は9600万円の損失)、経常利益1億円(同7100万円の損失)、最終利益6000万円(同1億0100万円の損失)を見込む。従来予想からは変更はない。

・売上高:40億9500万円(同2.8%増)
・営業利益:1億円(同9600万円の損失)
・経常利益:1億円(同7100万円の損失)
・最終利益:6000万円(同1億0100万円の損失)

計画に対する進捗率は、売上高23.6%、営業利益8.0%、経常利益12.0%、最終利益3.3%となっている。

・売上高:23.6%
・営業利益:8.0%
・経常利益:12.0%
・最終利益:3.3%

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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