ケイブ、第3四半期累計の決算は営業損失7億2800万円と赤字幅拡大 ゲーム売上半減、スマホゲーム製作委員会も解散 東方Project許諾の新作はスケジュールどおりに開発中

ケイブ<3760>は、4月13日、第3四半期累計(21年6月~22年2月)の連結決算を発表し、売上高11億7900万円(前年同期比13.9%減)、営業損失7億2800万円(前年同期は5300万円)、経常損失7億2700万円(同5500万円)、最終損失7億3000万円(同6700万円)と減収・赤字幅拡大となった。ゲーム事業の売上が半減となるなど苦戦したほか、動画配信関連も赤字となった。

・売上高:11億7900万円(同13.9%減)
・営業損失:7億2800万円(同5300万円)
・経常損失:7億2700万円(同5500万円)
・最終損失:7億3000万円(同6700万円)

 

1.ゲーム事業
売上高は5億5600万円(同49.6%減少)となり、セグメント損失は5億7400万円(同セグメント損失3500万円)となった。

「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」が主力コンテンツとして牽引しており、経年等による売上減少により厳しい状況が継続しているが、期首から取り組んでいる運営体制の見直しや施策の品質を向上させるための改良、年末年始イベント等の季節的要因の影響により新規ユーザー数や売上は回復傾向にある。今後は、既存ユーザーの満足度向上を優先課題とし、コスト構造の最適化を図りながら持続可能性を高める取り組みを進めていく。

「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲーム開発では、決定したゲームコンセプトをベースに、最適な人員配置を行いながらシューティングの基幹部分の開発に移行しており、当初のスケジュールどおりに開発を進めている。

スマートフォンゲーム製作委員会については、当初想定していた市場環境において将来の収益獲得を期待できるクオリティを確保することが困難となり、その目的を達成できないという結論に達したことから、3月18日開催の取締役会において、解散を決議している。

2.動画配信関連事業
売上高は6億2300万円(同135.5%増加)となり、セグメント損失は1億5300万円(前年同期はセグメント利益1700万円)となった。

独自の対面占いライブ配信プラットフォーム「占占(sensen)」については、新たな販路開拓及び顧客流入施策として「占占の館」の開業準備を進めている。今後は、引き続きライブ配信プラットフォームの品質向上を図りつつ、「占占の館」からの集客を促し、それぞれの強みを活かすシナジーを生み出す効果的なプロモーション施策を実施する。これによりさらなる新規ユーザーの流入を図るとともに、占い師の増員や教育の強化を行い、売上の拡大に努めていく。

連結子会社capableについては、ライブ配信事業及びYouTube事業が継続的に売上を獲得し、第2四半期より開始した同社独自の芸能やインフルエンサーとEC事業を連携させたDtoC事業を含むデジタルマーケティング事業が、引き続き堅調に推移した結果、第3四半期でも当初の想定を上回る販売となり、グループ全体の売上獲得に貢献した。今後も同社の強みであるマーケティング力を強化するためにライブ配信事業とYouTube事業を拡大させ、新たな取扱い商品を増加させることにより、さらなる売上獲得を図っていく。

在外子会社である凱樂數位股份有限公司(Cave Interactive Taiwan)については、2022年1月のリリースを目標にライブ配信アプリの開発を進めていたが、開発の過程で、正式にサービスを行えるクオリティを確保することが困難であるという結論に達し、開発を中止することを12月17日に決定した。また、この決定に伴い、同社の将来の収益見込みを立てることが困難であるため、グループ効率化の観点から、1月14日開催の取締役会で、同社の解散と清算を決定している。

なお、2022年5月期の業績予想については、現時点で合理的な業績予想の算定ができないため、記載していないとのこと。

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役副社長 安藤 裕史
決算期
5月
直近業績
売上高14億900万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益8億1200万円の赤字、最終損益9億3600万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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