バンナムHD、22年3月期の決算は営業益48%増の1254億円 『エルデンリング』が予想を大きく上回る出荷 玩具や映像音楽、AM事業も好調

バンダイナムコホールディングス<7832>は、5月11日、2022年3月通期の連結決算を発表し、売上高8892億7000万円(前の期比20.0%増)、営業利益1254億9600万円(同48.2%増)、経常利益1336億0800万円(同52.5%増)、最終利益927億5200万円(同89.7%増)と大幅増益を達成した。

・売上高:8892億7000万円(同20.0%増)
・営業利益:1254億9600万円(同48.2%増)
・経常利益:1336億0800万円(同52.5%増)
・最終利益:927億5200万円(同89.7%増)

従来の業績予想を上回る着地となった。売上高9.7%、営業利益30.7%、経常利益34.9%、最終利益38.4%と利益予想は大幅な上ぶれとなった。この要因について、『ELDEN RING(エルデンリング)』が2月8日時点で見込んでいた出荷本数を大きく上回る実績となったため、としている。

セグメント別の状況は以下のとおり。

[デジタル事業]
売上高は3781億7300万円(同11.9%増)、セグメント利益は696億3400万円(同22.6%増)となった。家庭用ゲームにおいて「ELDEN RING(エルデンリング)」や「テイルズオブアライズ」等のワールドワイド向け新作タイトルの販売が好調だったほか、既存タイトルのリピート販売がユーザーに向けた継続的な施策により好調に推移した。また、ネットワークコンテンツにおいては、新作タイトルが好調な出足となるとともに主力タイトルが安定的に推移したものの、年間では好調だった前年同期には及ばなかった。なお、前期においては、前年同期と比較し新規大型タイトルの投入が増えたため、開発費等の初期費用が増加した。


[トイホビー事業]
売上高は3736億2500万円(同24.2%増)、セグメント利益は523億1900万円(同33.9%増)となった。「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデルやコレクターズフィギュア、キャラクターくじ等のハイターゲット層(大人層)向けの商品が、デジタルを活用した販売・マーケティングや、海外における展開拡大により好調に推移した。また、前年同期にアミューズメント施設の休業により影響を受けたプライズ等の商品販売が回復した。さらに、国内においては、定番IPや新規IPを活用した玩具に加え、海外向けのトレーディングカード、菓子やカプセルトイ等の玩具周辺商材が人気となった。


[映像音楽事業]
売上高は539億4100万円(同57.6%増)、セグメント利益は56億9800万円(同267.9%増)となった。「機動戦士ガンダム」シリーズや「ラブライブ!」シリーズ、「アイドルマスター」シリーズ等のIPの映像・音楽パッケージソフトの販売を行ったほか、IP関連のライセンス収入が業績に貢献した。また、ライブイベントにおいては、配信や新技術の活用等の環境変化に対応した新たな形のライブイベントへの取組みを進めたこと等により、前年同期に比べ開催回数が増加した。


[クリエイション事業]
売上高は375億6400万円(同33.1%増)、セグメント利益は28億3000万円(同3.3%増)となった。「機動戦士ガンダム」シリーズや「ラブライブ!」シリーズ等の新作映像作品の制作を行ったが、コスト先行のビジネスモデルのため利益への貢献は限定的となった。また、ガンダム等の人気拡大等に伴いライセンス収入が好調だったが、IPの情報発信を行う「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」については、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。


[アミューズメント事業]
売上高は823億4400万円(同28.8%増)、セグメント利益は40億5100万円(前の期は83億7900万円のセグメント損失)となった。新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けたものの、国内アミューズメント施設の既存店売上高が前年同期比で115.5%となり回復の兆しが見えたほか、欧州やアジアのアミューズメント施設についても前年同期比で回復した。アミューズメント事業においては、今後も効率化に加え、グループの商品・サービスの活用を強化する等のバンダイナムコならではの取組みを推進し収益基盤の強化を目指す。


[その他事業]
売上高は276億6700万円(同12.2%増)、セグメント利益は3億4700万円(同42.4%減)となった。グループ各社へ向けた物流事業、その他管理業務等を行っている会社から構成されており、これらのグループサポート関連業務における効率的な運営に取り組んでいる。


■2022年3月通期の見通し
続く2022年3月通期の業績については、売上高8800億円(前期比2.8%増)、営業利益1000億円(同2.8%減)、経常利益1010億円(同6.8%減)、最終利益700億円(同17.7%減)、EPS318.22円を見込む。

・売上高:8800億円(同2.8%増)
・営業利益:1000億円(同2.8%減)
・経常利益:1010億円(同6.8%減)
・最終利益:700億円(同17.7%減)
・EPS:318.22円

株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高7409億0300万円、営業利益846億5400万円、経常利益876億1200万円、最終利益488億9400万円(2021年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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