グリー子会社のGlossom、medibaが運営するスマホ向け総合メディア「ゲームギフト」を買収

グリー<3632>の子会社でデジタルマーケティング支援を手掛けるGlossomは、medibaが運営するスマートフォン向け総合メディア「ゲームギフト」を事業譲受したことを発表した。具体的な取得額は非開示。

今回の事業譲受によりモバイルゲーム市場に対する影響力の大きいモバイルゲームユーザーのデータベースの活用により、ゲーム会社に対してゲームリリース前からのマーケティング支援がワンストップで提供可能となる。

<ゲームギフト譲受の背景>
モバイルゲーム市場の成熟化を受け、従来は新規ユーザー獲得に主眼を置いたマーケティングが主流だったが、ゲームコンテンツ増加に伴い「認知」から「遊ばれるゲーム」になるためのハードルは高まっている。その結果、モバイルゲーム市場ではユーザーの可処分時間の争奪戦を勝ち抜くために、ゲームリリース初期からのコミュニティ形成やファンマーケティングが注目されるようになった。

ファンマーケティングを先導するのは、モバイルゲームへのエンゲージが高いマイクロ/ナノインフルエンサーと言われておりフォロワーとのコミュニケーションを密に行うことから、波及効果が期待される。そのため、この層にいかに早い段階からリーチし、「遊んでもらう」かがモバイルゲームマーケティングの要となっている。

今回ゲームギフトがもつ、累計ダウンロード数500万を突破する業界最大級のゲームメディア「ゲームギフト」とGlossomのSNS投稿のマーケティング効果をデータ化・分析する「QUANT(クアント)」が一体となることでモバイルゲーム市場において影響力の大きいインフルエンサーデータベースにGlossomが培ったインフルエンサーマーケティングのデータ活用の知見やノウハウを組み合わせモバイルゲーム業界において効果的なマーケティング活動を実現していく。

<本事業譲受によるシナジー>
グリーグループが保有するゲームユーザー基盤を活用し、ゲームギフトのユーザー数をさらに拡大することで、国内有数のコミュニティサービスを目指す。さらに、GREE Ads Rewardをはじめ、Glossomが保有する広告プロダクトとの組合せにより、モバイルゲームのリリース前からリリース後までのデジタルマーケティングのソリューションをワンストップで提供することが可能になった。今後は、モバイルゲーム特化のマイクロインフルエンサーを活用したゲーム会社向けマーケティング支援を強化していく。

▼Glossom株式会社 取締役 柴田 直人氏コメント
モバイルゲーム市場の競争が激化する中でモバイルゲーム市場のプレイヤーにとって最も大きい課題は自社のロイヤルユーザーの獲得ではないかと思っております。ゲームギフトはモバイルゲーム市場勃興期から展開する老舗のゲームメディアサービスで累計500万DL以上の実績を誇り、モバイルゲーム市場初期からモバイルゲームを楽しむ良質なユーザーのコミュニティを保有しています。今回の事業授受により、弊社のクライアント企業に対してリリース前からコアなゲームユーザーへの認知獲得を可能にすると共に、ユーザーの口コミを通じて熱量の高いコミュニティ形成をサポートしていきたいと考えております。

グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
企業データを見る
株式会社mediba
https://www.mediba.jp/

会社情報

会社名
株式会社mediba
設立
2000年12月
代表者
代表取締役社長 新居 眞吾
企業データを見る
Glossom株式会社

会社情報

会社名
Glossom株式会社
企業データを見る