C&R社、第1四半期(3~5月)決算は売上高7.3%増、営業益37.1%増で過去最高業績を達成 プロデュース事業やライツマネジメント事業などが好調
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クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>は、7月7日、2023年2月期の第1四半期(3~5月)の連結決算を発表、クリエイティブ分野(日本)におけるプロデュース事業や電子書籍、YouTubeなどのライツマネジメント事業、クリエイティブ分野(日本)並びに医療分野におけるエージェンシー事業が好調に推移し、過去最高業績を達成した。
売上高113億7100万円(前年同期比7.3%増)
営業利益16億8700万円(同37.1%増)
経常利益16億9500万円(同35.9%増)
最終利益12億4400万円(同41.3%増)新型コロナウイルスの感染再拡大による一部事業の需要回復の遅れや、事業拡大を狙いとした新会社設立、NFTプラットフォーム企業のグループ会社化など積極的な投資を実施したが、前述のクリエイティブ分野(日本)におけるプロデュース事業やライツマネジメント事業、クリエイティブ分野(日本)並びに医療分野におけるエージェンシー事業が好調に推移し、この投資の影響を吸収し、大幅な増益となった。
ゲーム分野においては、同社と子会社クレイテックワークスが、開発スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進した。また、開発スタジオと連動した業界未経験者の育成機関「クリエイティブアカデミー」や、外国籍人材の積極的な登用を通じて、人手不足と言われるゲーム業界のニーズに着実に対応した。
XR(VR/AR/MR)への取り組みは、独自開発したオリジナルの実写VR教材を短時間で企業が制作できる「ファストVR」の販売が進んでいるほか、子会社VR Japanとの連携による「低遅延VR遠隔同時講義システム」の開発や、企業と共同で災害体感教育ツールを開発するなど、企業の教育研修やビジネス領域におけるハードからコンテンツまで一貫したソリューションの開発・販売実績を積み重ねた。
また、2022年5月には、最先端のブロックチェーン技術を使ったプラットフォームの企画、開発、運営を行うANIFTY(アニフティ)をグループ化した。同社の事業を通じ、アニメ作家や漫画家、イラストレーター、動画制作者などの優れたコンテンツをNFTとして流通させ、世界中のファンを対象としたグローバル市場での収益化をはかるとともに、メタバース(仮想空間社会)での新しいビジネスモデルの構築に向けた取り組みを開始した。
■通期業績予想は変更なし
なお、2023年2月期通期の連結業績予想については、従来予想を据え置いており、以下のとおり。売上高440億円(前期比5.3%増)
営業利益40億円(同17.2%増)
経常利益40億円(同17.0%増)
最終利益25億円(同12.4%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763