【決算レポート】第4四半期は大幅減収・7四半期連続の損失計上となったケイブ、注目は足元の業績よりもでらゲー買収効果

木村英彦 編集長
/

ケイブ<3760>の2022年5月期 第4四半期(22年3月~22年5月)の連結決算は、売上高2億2900万円(前年同期比31.5%減)、営業損失8500万円(前年同期は1億6500万円)、経常損失8500万円(同1億7700万円)、最終損失2億0600万円(同1億7700万円)と大幅減収・赤字継続となった。売上高は2010年以降で最低水準となり、7四半期連続の損失計上となった。


・売上高:2億2900万円(同31.5%減)
・営業損失:8500万円(同1億6500万円)
・経常損失:8500万円(同1億7700万円)
・最終損失:2億0600万円(同1億7700万円)

 


売上が大きく落ち込んだのはその他ライブ配信事業で、同53.9%減の8400万円だった。子会社capableの展開するインフルエンサーと自社EC事業を連携したDtoCビジネスが季節商品の影響により伸び悩んだという。

また、ライブ配信プラットフォーム「占占(sensen)」については、1億2400万円の減損損失を計上した。運営体制の最適化=コストコントロールを行いつつ、投資を継続していく考えだ。

主力タイトル「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」は、リリース7周年を記念したイベント・キャンペーンを開催したものの、経年による売上の低下傾向もあり、同4.0%減の1億4400万円だった。7年という運営期間を考えると健闘している方だろう。

 
 

■23年5月期の業績見通しは非開示 でらゲー買収効果は

続く2023年5月期の業績予想は開示していない。現時点で合理的な業績予想の算定ができないため、としている。目下の注目点は、業績推移よりも、第2四半期である9月1日から連結に加わってくる、でらゲーのプラスの寄与がどのくらいになるのか、ということだろう。

 

同社は、国内屈指のヒットタイトル「モンスターストライク」をはじめ、複数のスマートフォンゲームを展開しており、前の期(2021年3月期)の実績は、売上高89億7400万円、営業利益13億5200万円、経常利益14億1000万円、最終利益4億3800万円を計上した。

気になるのは、でらゲーの2022年3月期の実績と、23年3月期の見通しだが、ミクシィ<2121>の決算発表をみると、低下傾向にあるが『モンスターストライク』は堅調に推移しているため、大崩れするとは考えづらく、ケイブの連結業績にもプラスのインパクトを与えそうだ。

さらにこの期の時点で純資産83億円の会社を50億円で買収することも考慮に入れる必要がある。いわゆる負ののれんが計上される見通しとしているが、30億円を優に上回る特別利益が計上される可能性がある。

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役副社長 安藤 裕史
決算期
5月
直近業績
売上高14億900万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益8億1200万円の赤字、最終損益9億3600万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
でらゲー
http://www.dxg.jp/

会社情報

会社名
でらゲー
代表者
代表取締役 家次 栄一
企業データを見る