シリコンスタジオ、5月中間決算は営業益8600万円と黒転 受託開発やミドルウェア堅調、高採算の有料職業紹介も伸長

シリコンスタジオ<3907>は、7月11日、第2四半期累計(21年11月~22年5月)の連結決算を発表し、売上高20億1900万円(前年同期比7.7%増)、営業利益8600万円(前年同期は2億3100万円の損失)、経常利益1億0100万円(同2億1600万円の損失)、最終利益3200万円(同2億4100万円の損失)と増収・黒字転換に成功した。

・売上高:20億1900万円(同7.7%増)
・営業利益:8600万円(同2億3100万円の損失)
・経常利益:1億0100万円(同2億1600万円の損失)
・最終利益:3200万円(同2億4100万円の損失)

同社では、受託開発やミドルウェアライセンス販売、ネットワーク構築・運用の売上が伸びたことに加えて、高採算の有料職業紹介も伸びた、としている。

① 開発推進・支援事業
売上高は12億0600万円(前年同期比17.2%増)、セグメント利益は1億2500万円(同2億9700万円増)となった。

受託開発の売上高は、ゲーム開発環境構築支援等エンターテインメント業界からの受注増に加え、機械学習向け教師画像生成ソリューション『BENZaiTEN(ベンザイテン)』をはじめ、3Dレーザースキャナー等で物体や地形を計測したデータの集合体である点群データの活用支援等、産業界からの引き合いが増加したことも寄与し増収となった。

ミドルウェアライセンス販売の売上高は、増収となった。

ネットワーク構築・運用等のサービスを提供するソリューション売上は、オンラインゲーム向けのサーバー開発、運用が共に堅調で増収となった。


② 人材事業
売上高は8億1200万円(前年同期比3.1%減)、セグメント利益は1億9700万円(同18.3%増)となった。

人材派遣の稼働者数減少に伴い減収となったが、エンターテインメント業界におけるクリエイティブ人材の正社員獲得ニーズは底堅く、有料職業紹介の成約件数が増加したことが寄与し増益となった。第2四半期累計における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1,068名(前年同期比13.7%減)、有料職業紹介の成約実績数は182名(前年同期比19.7%増)となった。



■2022年11月通期の業績見通し
2022年11月通期の業績は、売上高40億9500万円(前期比2.8%増)、営業利益1億円(前期は9600万円の損失)、経常利益1億円(同7100万円の損失)、最終利益6000万円(同1億0100万円の損失)を見込む。

・売上高:40億9500万円(同2.8%増)
・営業利益:1億円(同9600万円の損失)
・経常利益:1億円(同7100万円の損失)
・最終利益:6000万円(同1億0100万円の損失)

通期計画に対する進ちょく率は、売上高49.3%、営業利益86.0%、経常利益101.0%、最終利益53.3%となっている。

・売上高:49.3%
・営業利益:86.0%
・経常利益:101.0%
・最終利益:53.3%

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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