日本一ソフト、第1四半期決算は経常利益39%減の4億4200万円 主力のゲームが大幅減収減益 為替差益1億5000万円を計上

日本一ソフト<3851>は、本日(8月10日)、2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高12億5300万円(前年同期比39.1%減)、営業利益2億7800万円(同61.8%減)、経常利益4億4200万円(同39.0%減)、最終利益2億9400万円(同40.3%減)だった。

ゲーム事業の売上、利益が大きく減った。ただ、前年同期は営業利益7億2900万円と例年水準(ここ数年は1億5000万円~2億円)に比べて非常に良かった年であり、この四半期が悪いわけではない。経常利益が増えているが、為替差益1億5200万円を計上したため。

・売上高:12億5300万円(同39.1%減)
・営業利益:2億7800万円(同61.8%減)
・経常利益:4億4200万円(同39.0%減)
・最終利益:2億9400万円(同40.3%減)

エンターテインメント事業では、全3タイトルのゲームソフトを発売した。また、PlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズ及び販売等を行った。学生寮・その他事業では、岐阜県内の大学学生寮の運営を行ってきた。

セグメント別の業績は以下のとおり。

(エンターテインメント事業)
売上高12億3600万円(同39.6%減)、営業利益3億6100万円(同55.3%減)となった。

パッケージタイトルとしては、『夜廻三』、『void* tRrLM2;//ボイド・テラリウム2』等の合計3タイトルを発売した。また、第2四半期以降に発売を予定している『グリムグリモア OnceMore』等の開発を進めてきた。

その他については、PlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズ及び販売を行った。加えて、新規タイトルの開発及び関連商品のライセンスアウト、カードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も引き続き行ってきた。

(学生寮・その他事業)
売上高1600万円(同61.9%増)、営業損失900万円(前年同期営業損失500万円)となった。学生支援を目的として岐阜県内の大学学生寮2件の運営を行ってきた。

■2023年3月通期の業績見通し
2023年3月通期の業績は、売上高63億7800万円(前期比11.6%増)、営業利益14億2400万円(同9.1%減)、経常利益14億3300万円(同15.1%減)、最終利益9億3500万円(同26.5%減)、EPS185.94円を見込む。

・売上高:63億7800万円(同11.6%増)
・営業利益:14億2400万円(同9.1%減)
・経常利益:14億3300万円(同15.1%減)
・最終利益:9億3500万円(同26.5%減)
・EPS:185.94円

計画に対する進捗率は、売上高19.6%、営業利益19.5%、経常利益30.8%、最終利益31.4%となっている。

・売上高:19.6%
・営業利益:19.5%
・経常利益:30.8%
・最終利益:31.4%

株式会社日本一ソフトウェア
https://nippon1.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社日本一ソフトウェア
設立
1993年7月
代表者
代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
決算期
3月
直近業績
売上高48億3300万円、営業利益7億4500万円、経常利益9億4100万円、最終利益6億7200万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3851
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