【決算レポート】マイネット、『ジョーカー』の貢献や受託拡大でゲームサービス回復も第2の「柱」創出に向けた投資継続 第2四半期の営業利益は7割減に

マイネット<3928>の2022年12月期 第2四半期(22年4月~22年6月)の連結決算は、売上高27億0400万円(前年同期比5.3%増)、営業利益4200万円(同70.0%減)、経常利益4200万円(同69.2%減)、最終利益4500万円(同55.0%減)と増収・大幅減益となった。

・売上高:27億0400万円(同5.3%増)
・営業利益:4200万円(同70.0%減)
・経常利益:4200万円(同69.2%減)
・最終利益:4500万円(同55.0%減)

同社では、新たに仕入れた『ジョーカー~ギャングロード~』の収益貢献で増収となった、としている。2021年12月期 第3四半期(21年7~9月)を底にして回復基調にある。ただ、利益面では、ゲームサービスに続く第2の柱創出に向けて新規事業への投資を行ったことが響き、営業利益、経常利益、最終利益はいずれも減益となった。

 

同社の運営タイトルは、非公開1タイトルを終了する一方、新たに1タイトルを仕入れたことで、合計27タイトルとなった。グロス課金額が7000万円超のタイトルが14タイトルと全体の半数を超える状況となっている。

この四半期決算での注目点として、受託の伸びがあげられる。2021年12月期の第1四半期から受託を開始したが、第2四半期では合計4タイトルを運営、売上高が5億6000万円となった。前年同期との比較では56倍だ。

 同社では、これまで運営しているゲームサービスを運営・開発元より買収し、「スマート運営」と呼ばれる効率的な運用を施すことで収益性を高めて業績拡大につなげてきた。受託ビジネスは、買い取りに伴うリスクを負わないため、従来よりも安定した収益獲得が可能になる。

また、得意とする企業買収型の投資回収も順調に進んでいるそうだ。ポケラボやグラニ、グループスは投資回収が完了しており、インシデントの影響を大きく受けたクルーズも94%と着実に進行している。

 費用に関しては、ビジネスの変更に伴って変化が見られる。受託ビジネスの比率が上がったことで、プラットフォーム手数料などの変動費が減る一方、タイトルの運用費の比率が上がった。また人員増に連動して一般管理費用が増えた。

■新規事業への投資

続いて投資を行っている新規事業についても説明が行われた。まず、ファンタジースポーツ事業では、好きな選手で仮想チームを作り、現実の試合の選手成績に連動したポイントを競い合うオンラインゲームとなる。

 同社では、2シーズン目となる「B.LEAGUE#LIVE2021」についてはマネタイズを開始しており、一定の成果が得られたとする。また、「プロ野球#LIVE2022」も5月よりサービスを開始した(2シーズン目)。

 「B.LEAGUE#LIVE2021」のマネタイズの成果については、1ヶ月にわたって「デイリーランクバトル」を実施したところ、参加者が累計100人未満だが、ARPPU(客単価)は同社パブリッシングタイトルよりも高い水準になったという。

「デイリーランクバトル」では、ユーザーからエントリー料を徴収しつつ、スポンサーから提供された賞金を原資として実施した。エントリー料とスポンサーからの賞金を別口座として管理することで合法的に行えた、としている。ただ、投資フェーズにあり、本格的な収益貢献は少し先になりそうだ。

 また、クラブDX事業については、滋賀レイクスの経営に参画するとともに、FC琉球の物販及びファンクラブの運営を行った。大きな動きがあったのは滋賀レイクスだ。滋賀レイクスターズからの呼称変更やエンブレム刷新、西川貴教氏や太田雄貴氏らの参画などリブランディングを行った。

 さらにチームの強化やデータ活用による顧客体験の向上、パートナー獲得で、26-27シーズンからB1リーグ審査基準の充足を目指す。鍵となるのは滋賀ダイハツアリーナで、VIPルームや予約日数などの面で新B1リーグ基準を満たしておらず、地域と連携して取り組む、としている。

 

■2022年12月通期の業績見通し

2022年12月通期の業績は、売上高110億円(前期比4.1%増)、営業利益2億円(同65.4%減)、経常利益1億7500万円(同68.0%減)、最終利益1億2000万円(同47.7%減)を見込む。

・売上高:110億円(同4.1%増)
・営業利益:2億円(同65.4%減)
・経常利益:1億7500万円(同68.0%減)
・最終利益:1億2000万円(同47.7%減)

計画に対する進捗率は、売上高48.2%、営業利益49.5%、経常利益57.7%、最終利益82.5%となっている。

・売上高:48.2%
・営業利益:49.5%
・経常利益:57.7%
・最終利益:82.5%

 

株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役会長 上原 仁/代表取締役社長 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高105億7100万円、営業利益5億7700万円、経常利益5億4600万円、最終利益2億2900万円(2021年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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