サイバーエージェント、第4四半期のゲーム事業はQonQで増収増益 「良いニュース」(藤田社長) 『ウマ娘』は長く愛されるIPに育ってきたと手応え
サイバーエージェント<4751>は、第4四半期(2022年7~9月)におけるゲーム事業の業績について、売上高が前四半期比(QonQ)で18.7%増の548億円、営業利益が同22.3%増の121億円だったことを明らかにした。前年同期との比較では大幅な減収減益を余儀なくされたが、QonQでは増収増益に転じた。藤田晋社長(写真)は「高い水準の営業利益を維持できている」「(増収増益に転じたのは)良いニュースだ」とコメントした。
『ウマ娘 プリティーダービー』が「ブームといえるほどヒット」した前年同期の反動減があったものの、主力タイトルでの夏季イベントや、『ウマ娘』における1.5周年の効果などもあって、QonQでは増収増益に転じたようだ。
『ウマ娘』については、目先の収益よりも「長く愛されるIPにするというコンセプトで大事に育てている最中」だが、ゲームの運用強化とクロスメディア展開が奏功し、「(コンテンツへの)認知が着実に広がっており、広く愛されるIPになってきたと手応えを感じている」とした。
なお、新タイトルについては、『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』と『呪術廻戦 ファントムパレード』『東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道』をリリースする予定だ。「人気IPタイトルのリリースを控えており、楽しみにしている」と期待を寄せた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751