アカツキ<3932>は、本日(11月9日)、第2四半期累計(22年4月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高128億7000万円(前年同期比1.8%増)、営業利益37億7700万円(同1.6%増)、経常利益37億3400万円(同1.1%減)、最終利益18億7300万円(同28.1%減)と売上高と営業利益は前年並みの着地だった。第1四半期は営業利益50.2%減の4億4800万円と大幅な減益だったが、そこから一気に盛り返してきた。
・売上高:128億7000万円(同1.8%増)
・営業利益:37億7700万円(同1.6%増)
・経常利益:37億3400万円(同1.1%減)
・最終利益:18億7300万円(同28.1%減)
同社では、主力の「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が好調だったとのこと。7周年イベントが国内外で盛り上がったほか、円安に伴い海外売上が伸びたとのこと。10月以降は映画との連動イベントでさらなる盛り上がりが期待される。なお、最終利益については減益となっているが、これは主に投資有価証券評価損を計上したため。
(ゲーム事業)
売上高126億7900万円、セグメント利益46億4100万円だった。
主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」については、5年ぶりに新ストーリーを追加しユーザーの活性化を図った他、海外版の対応言語も拡大させ6言語に対応させるなど、長期目線での運用を継続してきた。
また、スクウェア・エニックスとの協業タイトル「ロマンシング サガ リ・ユニバース」では、国内版3.5周年イベントや佐賀県とのコラボイベントを開催するなど、コアファンを惹きつける長期目線での安定運営を継続してきた。
(コミック事業)
売上高4800万円、セグメント損失4億5600万円だった。2021年より準備を進めていたサービスである縦読みフルカラーコミックアプリ「HykeComic」を2022年6月に正式リリースしている。当該アプリでの取扱い作品数の増加やオリジナルコンテンツへの積極的な投資に加えて広告施策も行うことで、ユーザー数が順調に増加し売上高が伸長した。
(その他)
同社グループのその他事業はIP事業等が含まれており、第2四半期累計においては、売上高1億4200万円、セグメント損失1億2100万円となっている。
■2023年3月通期の見通し
2023年3月通期の見通しは非開示。ゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、コミック事業についても積極的に挑戦していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932