コロプラ、22年9月期決算は売上高12%減、営業益31%減 既存ゲームの配信長期化に伴う減収が響く 投資育成事業で営業投資有価証券の一部の減損処理も実施
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コロプラ<3668>は、11月9日、2022年9月期連結決算を発表、一部既存ゲームの配信期間の長期化に伴う減収もあり、2ケタ超の減収、営業減益となった。
なお、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産の一部を取り崩し、法人税等調整額を10億8500万円計上したことが最終利益に影響している。
売上高325億4100万円(前々期比12.3%減)
営業利益43億1000万円(同31.8%減)
経常利益57億3200万円(同26.9%減)
最終利益24億1400万円(同20.8%減)なお、同社は「収益認識に関する会計基準」を今期の第1四半期の期首から適用している。
セグメント別の状況は以下のとおり。
①エンターテインメント事業 売上高318億1700万円、営業利益46億6100万円
売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、他社IPタイトルの『ドラゴンクエストウォーク』(企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス)が3周年を迎え、グループの連結業績に貢献した。自社IPタイトルは、主力タイトルである『白猫プロジェクト』は8周年、『白猫テニス』は6周年を迎え、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行った。②投資育成事業 売上高7億2400万円、営業損益3億5300万円の赤字
グループの出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。■2023年9月期予想は非開示
2023年9月期の業績予想については非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668