LiTMUS、Aiming、講談社が共同開発する非対称型オンラインホラーアクション『かみながしじま ~輪廻の巫女~』発表会レポート…企画部長を務めるはじめしゃちょーがゲームについて説明

UUUM子会社のLiTMUSとAiming、講談社は、12月1日、共同開発する新作ゲーム『かみながしじま ~輪廻の巫女~』の制作発表会を神田明神ホールで開催した。

『かみながしじま ~輪廻の巫女~』は、美少女キャラクターを操作し、プレイヤー同士が協力または敵対しながら、神の化身に立ち向かい、謎の離島からの脱出を目指す非対称型オンラインホラーアクションゲームで、2023年春の公開を予定している。

本記事では発表会の模様をお届けする。


▲MCを務めたのはゲーム好きなインパルスの板倉さん。

発表会前半は華やかな雰囲気で進行

前半パートでは、『かみながしじま ~輪廻の巫女~』のトレーラームービーが上映された後、本作に登場するキャラクター"岳見・エレイン・紗良"役を演じる声優の南條愛乃さんがゲスト出演。自身が演じるキャラクターの説明や、日常生活におけるホラー体験などを語った。

続いて、『かみながしじま ~輪廻の巫女~』の魅力発信を担当する為に集結した8 名の「かみ巫女公式コスプレイヤー」がステージに登場。ゲームに登場するキャラクターのコスチュームに身を包んだ8名によるトークショーも行われた。


▲発表会前には、神田明神境内前で"かみ巫女公式コスプレイヤー"の撮影会も行われた。

後半パートでゲームの内容に迫る

発表会後半パートは、『かみながしじま ~輪廻の巫女~』の核心に迫る内容に。

まず登壇したのは、LiTMUS代表取締役社長の笠原直人氏、Aiming代表取締役社長の椎葉忠志氏、そして講談社の第三事業局長である栗田宏俊氏の3名。

まず主催者である笠原氏の挨拶。

「今回のタイトルは、2つ大事にしているポイントがあります。1つはより多くの方々に遊んでもらえるゲームを目指したいということ。ゲームが上手い人、違うキッカケで興味を持ってくれた人、年齢性別含め色々な方々が楽しめるゲームになればと考えています」とした。

そしてもう1点については、「ゲームを起点にさまざまなメディアミックス展開を実現していきたいと思っています。出版や映像などさまざまな分野でコンテンツ、世界観、キャラクターたちが活躍していける場を作っていきたいと考えています」と笠原氏。

そういう意味で、「LiTMUSはゲーム実況を中心にしたインフルエンサー、実況者に楽しんでいただけるゲーム作り、企画ができる我々とさまざまなビッグタイトルを手掛けるAimingさん、さらにさまざまなコンテンツを世の中に生み出している講談社さんと3社でタッグを組めることは心強く、皆様に期待していただければと思っております」とコメントした。

続いて挨拶したのは椎葉氏。

「Aimingはオンラインゲームというジャンルのプロフェッショナルですが、常々社内で言っているのが"ゲームは飽きるけど友達は飽きない"。ゲームはユーザーさんに対しての飽きとの戦いですが、それに比べるとみんなで遊ぶ宇という事に関しては飽きることのない楽しみがあると思っています」との考えを示した。

その上で、「今回のプロジェクトは友達と遊ぶという所もありますし、プラスして見て楽しいというものも含まれています。我々の持っているノウハウ、ジャンル、強みを全て活かせるプロジェクトだと考えています。また、本作を担当するのはAimingの中でも大きなタイトルを担当するチームが関わっていますので、Aimingとしてもこのプロジェクトにかける熱量は高いです」とコメント。

そして「IPとして育てるというところがLiTMUSさんの重視している考えです。私たちは自分たちのオリジナルタイトルもあるし、IPを使ったゲームもあります。しかし自分たちからIP化されるものを作るのは難しいですが、配信者さんなど色々な方の力を使って、今風なゲームからのIP発信ができるよう、我々はゲームの開発側から力を入れたいと考えています」と意気込みを述べた。

最後に栗田氏。同氏は少年少女漫画部門の統括をしており、8月までは週刊少年マガジンの編集長を兼任していた。その時にゲームの話を聞いて「ものすごい魅力的に感じて、一緒にやりたいと思った」という。

そして「色々な展開ができると思っていますが、まずはコミカライズをさせていただきたいと考えています。掲載はマガジンポケットという230万人くらいが毎日訪問しているアプリ内で、制作担当を週刊少年マガジンが行い、作家さんのコンペで最もベストでフレッシュな作家さんを起用します。また、『東京リベンジャーズ』や『不滅のあなたへ』などホットな作品を担当する担当編集者をつけるなど、そのくらい期待値高くやっています」と明かした。

さらに「ゲームリリース時には、もちろん週刊少年マガジン、月刊少年マガジン等の少年誌をはじめ、ヤングマガジン、モーニング、なかよしなど講談社すべての漫画雑誌で告知を展開する予定です」と講談社としても期待しているタイトルであるとした。

ここでさらにゲストとして、『かみながしじま ~輪廻の巫女~』のゲーム企画部長を務めるはじめしゃちょーが登場した。

はじめしゃちょーは、2020年9月頃から企画に参加していたそうだが、「ゲームは遊ぶ側の人間なので、ゼロからゲームを作ることがこんなに大変なんだと思いました。でも、自分の好きな事をとりあえずぶつけてゲームに落とし込んでいただくという、ゲームを遊ぶ側の意見は割りとわがままに言わせていただいたし、結構ゲーム内に盛り込んでいただいていると思います」とこの2年間を振り返り、「ようやく発表ができてうれしく思っています」とコメントした。

その後、はじめしゃちょーに加え、『かみながしじま ~輪廻の巫女~』制作スタッフであるLiTMUSの戸塚友プロデューサー、北條誉之プロモーター、Aimingの小林茂ディレクター、塚原聖矢プランナーの4名が登壇。ゲームの概要について説明した。

『かみながしじま ~輪廻の巫女~』は、iOS、Androidをプラットフォームとした非対称型オンラインアクションゲームで、2023年3月リリース予定。邪神ヒルコが支配する呪われた島を舞台に、動物に憑依して襲い掛かるヒルコとの死闘を繰り広げながら島からの脱出を目指すという内容となっている。

プレイヤーはヒルコ(カミ)or 最大4人の少女(ヒト)を選択。ヒトはカミから逃げながら島にある結界装置を解除して脱出を目指し、カミは島から全てのヒトを出さぬようにするのがゲームの基本的なルールだ。

カミの基本プレイだが、霊体故に直接ヒトを攻撃できないため、島内に放たれた動物に憑依してヒトを襲う事ができるという。さらに"擬態"という特殊能力でヒトの姿に化けて対戦するプレイヤーを欺くプレイも可能のようだ。

対するヒト側の基本プレイは生存・脱出を目指すため、島内を探索しながら武器や回復アイテムなどを入手してカミに対抗することになる。

ヒト側のキャラクターはそれぞれ"オールラウンダー"や"アタッカー"、"メディック"、"スカウト"、"エンジニア"といった特殊な能力(スキル)を持っており、これらを上手く使うことが重要になりそうだ。

ゲーム概要の説明が終わると、今後の展開として「かみ巫女公式コスプレイヤー」9人目公式コスプレイヤーを決めるオーディションの開催決定や、本日より開設された『かみながしじま ~輪廻の巫女~』公式Twitterで行われる複数のキャンペーン情報が発表された。


▲iPhone14については、発表当初何名に当たるか未設定だったが、ステージ上ではじめしゃちょーが二つのサイコロを振って出た目の数をプレゼントすることに。


▲サイコロの結果は、はじめしゃちょーのカミの手によって6、6のゾロ目に。

こうして幕を閉じた『かみながしじま ~輪廻の巫女~』制作発表会。LiTMUSとAiming、講談社、そしてゲーム企画部長であるはじめしゃちょーによって始動した本プロジェクトの今後の展開に注目しよう。

株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
自分たちの面白いをカタチに変える
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
企業データを見る
講談社

会社情報

会社名
講談社
企業データを見る
UUUM(ウーム)株式会社
https://www.uuum.co.jp/

会社情報

会社名
UUUM(ウーム)株式会社
設立
2013年6月
代表者
代表取締役 社長執行役員 梅景 匡之
決算期
5月
直近業績
売上高235億8400万円、営業利益9億7100万円、経常利益10億200万円、最終利益4億4800万円(2022年5月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3990
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