coly、第3四半期決算は営業損失3.23億円と前年同期10.66億円の利益計上から赤字に　モバイルゲーム収益低下、人件費と研究開発費の増加も響く

coly<4175>は、本日(12月15日)、2023年1月期 第3四半期累計(22年2月～22年10月)の決算を発表し、売上高36億9500万円(前年同期比18.8%減)、営業損失3億2300万円(前年同期は10億6600万円の利益)、経常損失3億2200万円(同10億3400万円の利益)、最終損失2億0400万円(同6億6700万円の利益)と減収・赤字転落となった。モバイルオンラインゲームの収益の低下に加えて、人件費と研究開発費を中心に販売管理費が増えたことが響いた。

・売上高:36億9500万円(同18.8%減)
・営業損失:3億2300万円(同10億6600万円の利益)
・経常損失:3億2200万円(同10億3400万円の利益)
・最終損失:2億0400万円(同6億6700万円の利益)

同社では、モバイルオンラインゲームに関しては、既存タイトルの安定的な運用と新規タイトル開発を複数同時に進行できる体制を構築するための人員の拡充に取り組んできた。また、MD(マーチャンダイジング)に関しては、2022年4月に同社初となる常設店舗「coly more! 池袋PARCO店」を開店した。

常設店舗による売上の増加があったものの、既存タイトルの売上の減少により前年同期比で売上が減少した。また、販売費及び一般管理費のうち人件費及び研究開発費等が増加し、収益を圧迫したという。

なお、2023年1月通期の業績予想は非開示としている。新規タイトルのヒット度合や既存タイトルの状況により業績が大きく変動すること、また今後の事業展開に関する不確実性が高いことから将来の業績を合理的に算出することは困難と判断した、と説明している。