モバイルファクトリー、22年12月期は売上高8%増、営業益1%増に 第1四半期期間の広告宣伝費投下の影響をカバーして増益を確保

  • モバイルファクトリー<3912>は、1月27日、2022年12月期の連結決算を発表、第1四半期期間(1~3月)に投下した広告宣伝費の影響をカバーし、増収増益を確保した。

    売上高31億4400万円(前々期比8.5%増)
    営業利益8億6400万円(同1.7%増)
    経常利益8億6500万円(同1.4%増)
    最終利益5億5800万円(同3.7%増)

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①モバイルゲーム事業 売上高27億7500万円(前々期比12.1%増)、セグメント利益9億6400万円(同20.3%増)
位置情報連動型ゲームである『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』」および『アワメモ!(駅メモ! Our Rails)』は、コロナ状況の改善を受け、感染症の動向や社会情勢を注視しつつ、地方自治体や鉄道事業者との協業による地方創生、および他社IPとのコラボイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を実施した。

また、『駅奪取』においても、11周年記念施策やイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行った。

②コンテンツ事業 売上高3億6400万円(同13.0%減)、セグメント利益2億2900万円(同3.3%減)
2021年3月にプラットフォームであるキャリア各社の方針変更によりフィーチャーフォン向けサービスが終了、2022年12月にソフトバンクのAndroid端末向け定額アプリ提供サービス「AppPass」が終了するなどの影響により、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少した。

③ブロックチェーン事業 売上高400万円(同30.4%増)、セグメント損益3億2900万円の赤字
ブロックチェーン事業では、QYSコインの「IEO」によるQYSコイン経済圏の形成を目指すにあたり、GMOコインと新規暗号資産販売の検討を開始した。

NFT関連事業は、NFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」を2022年2月にリリースし、「ユニマ」においては、自社コンテンツのNFTやアートなどのNFTの販売を行った。なお、NFT関連事業においては、選択と集中を行う方針で、「ユニキス ガレージ」についてはサービスの縮小、「ユニマ」についてはゲーム特化型NFTマーケットへのリニューアルを予定している。

■2023年12月期は増収増益見込む
2023年12月期通期の業績予想については、以下のとおりで、増収増益を見込んでいる。『駅メモ!』のユーザー数増加を狙い投資を強化する計画だとしている。

売上高32億7000万円(前期比4.0%増)
営業利益8億9600万円(同3.7%増)
経常利益8億9600万円(同3.5%増)
最終利益6億2100万円(同11.4%増)

株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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