【ゲーム株概況(1/27)】『Jリーグトレサカ』配信開始でオルトプラスが大幅高 アクセルマークは材料出尽くしに 決算発表のモバファクは後場に入って乱高下
1月27日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら反発し、前日比19.81円高の2万7382.56円で取引を終えた。朝方は前日の米国市場の上昇を受けた買いが先行したものの、国内企業の10~12月決算発表の本格化を控えていることもあり、次第に様子見ムードから上げ幅を縮小した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>が商いを伴って大幅高した。オルトプラスは、子会社のOneSportsが前日1月26日より、Jリーグオフィシャルライセンスが許諾されたブロックチェーンゲーム『Jリーグ トレーディングサッカー』の正式版の配信を開始したことが株価の刺激材料となっているようだ。
また、壽屋(コトブキヤ)<7809>が反発し、ザラ場ベースで1万3000円台に乗せるなど昨年来高値を更新した。
ほか、グリー<3632>や東映アニメ<4816>、モブキャストHD<3664>なども買われた。
半面、エディア<3935>が続落したほか、Aiming<3911>やアクセルマーク<3624>が売られた。アクセルマークは、前述の『Jリーグ トレーディングサッカー』に共同事業として参画しているが、むしろ目先の材料出尽くしとみた売り物に押される展開となっているもよう。
なお、この日の前場引け後に2022年12月期の連結決算を発表したモバイルファクトリー<3912>は、自社株買いの発表も相まって発表直後の後場寄り付きに一時970円まで買われたものの、一巡後は値を崩して900円割れまで売られる場面もあった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高60億400万円、営業損益8億100万円の赤字、経常損益7億4000万円の赤字、最終損益7億8000万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高26億7100万円、営業利益1300万円、経常利益1000万円、最終損益1億円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高31億4400万円、営業利益8億6400万円、経常利益8億6500万円、最終利益5億5800万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912