ガンホー、22年12月期決算は営業益16%減の276億円 繁体字版『Ragnarok Origin』寄与も『DEATHVERSE』サービス一時停止 原価や販管費の増加も圧迫
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、本日(2月14日)、2022年12月期(22年1月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高1055億0500万円(前の期比0.8%増)、営業利益276億4900万円(同15.7%減)、経常利益289億8500万円(同13.8%減)、最終利益190億2200万円(同16.9%減)と増収・減益だった。
・売上高:1055億0500万円(同0.8%増)
・営業利益:276億4900万円(同15.7%減)
・経常利益:289億8500万円(同13.8%減)
・最終利益:190億2200万円(同16.9%減)
繁体字圏で始まった『Ragnarok Origin』などの寄与で増収となったものの、『DEATHVERSE:LET IT DIE』のサービス一時停止や、広告宣伝費などの増加が響いたようだ。
■事業の状況
既存ゲームについて、『パズル&ドラゴンズ』は、新ダンジョン等の追加やゲーム内容の改善を行い、継続的にアップデートを行った。また、2022年10月より大感謝祭を実施したほか、他社有名キャラクターとのコラボレーションをはじめとするイベントを定期的に実施することで、アクティブユーザーの活性化に取り組んできた。
『ラグナロクオリジン』に関しても、引き続きアップデート及びイベントの開催を行ったことで、MAUは安定推移している。
対戦ニンジャガムアクションゲーム『ニンジャラ』は、コラボレーションイベントやオンライン大会の実施、テレビアニメの放送等、幅広いクロスメディア展開の実施に引き続き取り組み、世界累計900万ダウンロードを突破後も堅調なMAUを維持している。
新規ゲームについては、多人数参加型サバイバルアクションゲーム『DEATHVERSE:LET IT DIE』をより多くの人が楽しめるゲームコンテンツとするため、一時サービスを停止し再開発することとした。
子会社の事業について、Gravityとその連結子会社が配信しているRagnarok関連タイトルは継続的なアップデート及びイベントの開催により、MAUは安定的に推移した。また、2022年9月15日に台湾・香港・マカオでサービスを開始したMMORPG『Ragnarok Origin』は、好調な売上を記録し連結業績に寄与した。
■2023年12月期の見通し
2023年12月期の業績見通しは非開示。コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765