【決算レポート】ボルテージ、第2四半期(10~12月)は不採算事業の絞り込みと広告費用の圧縮で黒字転換を達成 アプリは周年と年末施策でQonQで増収に
ボルテージ<3639>の2023年6月期の第2四半期(10~12月)の連結決算は、アプリなどの不採算事業の絞り込みを行った影響で前年同期比では大幅な減収となった、ただし、アプリの周年・年末施策の好調で前四半期比では増収となった。
また、不採算事業の絞り込みによる採算性の改善に加え、広告費用の圧縮も奏功し、各利益項目とも黒字転換を達成した。
売上高11億7500万円(前年同期比18.9%減)
営業利益4600万円(前年同期1億200万円の赤字)
経常利益3100万円(同9400万円の赤字)
最終利益3000万円(同1億9800万円の赤字)
アプリ事業は、周年・年末施策が好調で、前四半期比で増収となり、黒字転換を果たした。12月に「ボル恋」15周年を記念した展示イベントを東京と大阪で実施したほか、『天下統一恋の乱 Love Ballad』の華の章の8周年を12月、『六本木サディスティックナイト』の7周年を11月にそれぞれ迎え、ゲーム内外での施策を展開したことが奏功した形だ。
また、新分野(電子コミック・コンシューマ)も順調に拡大しており、電子コミックは36作品の提供となり、黒字転換となった。現在は、Webtoon(縦読みカラーコミック)の第2・3弾の制作を行っており、年内に1作品を配信する予定だ。
コンシューマとなるSwitch向けタイトルは、「ボル恋」移植版15作品を販売中であるほか、初のオリジナルタイトル『even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女』が11月に販売本数1万本を突破し、発売開始から半年足らずで販売目標を達成した。現在は、本年中に発売予定であるファンディスクの制作が進められている。
なお、2023年6月期通期の連結業績予想については、合理的な業績予想数値の算定が困難であることから非開示としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639