【ゲーム株概況(4/11)】シリコンスタジオがS高…好調な第1四半期決算を評価　STPRなどと資本業務提携のAppBankもS高　HEROZは3日ぶりに反落

4月11日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比289.71円高の2万7923.37円で取引を終えた。日銀の大規模緩和策の早期修正観測が後退したことに加え、米国の著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が日本株について追加投資を検討していると報じられたことで朝方から買いが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、シリコンスタジオ<3907>に朝方から買いが殺到し、ストップ高買い気配に張り付いたまま取引を終えた。シリコンスタジオは、前日10日に発表した第1四半期決算において、大幅な増益での着地となったことが市場から素直に評価されているようだ。

また、サイバーステップ<3810>が大幅続伸し、coly<4175>やバンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>なども買われた。

周辺株では、STPRとクオンタムリープとの資本業務提携を発表したAppBank<6177>がストップ高した。

半面、東京通信グループ<7359>が続落し、連結子会社のバリオセキュア<4494>が前日10日に業績予想の下方修正を発表したHEROZ<4382>が3日ぶりに反落した。

セガサミーHD<6460>やカプコン<9697>など大手ゲーム株の一角もさえない。