モブキャストHD、第1四半期(1~3月)決算は売上高2%減、7000万円の営業赤字を計上 1月に新作『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』を配信開始
-
モブキャストホールディングス<3664>は、5月12日、2023年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、前年同期比で減収となったものの、赤字幅は縮小した。
売上高9億2300万円(前年同期比2.2%減)
営業損益7000万円の赤字(前年同期8500万円の赤字)
経常損益6600万円の赤字(同9200万円の赤字)
最終損益2600万円の赤字(同8500万円の赤字)セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルIP領域(旧モバイルゲーム事業) 売上高1億9600万円(前年同期2億3000万円)、営業損益600万円の赤字(前年同期100万円の黒字)
プロデュース事業では2023年1月にサービスを開始した『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』が初回30万ダウンロードを突破、App Storeにおいて無料ゲームランキング1位を記録した。また、IP創出事業者としてトムスとの共同プロジェクト「MTプロジェクト」を始動し、VTuber「轟凛」がバーチャルトムス・アテンダントとして2023年1月に開催されたモーターショー「東京オートサロン」においてデビューした。今後は公式キャラクターとしてレースの実況配信を行うなど、モータースポーツの魅力を伝えるための活動を積極的に行っていく。②ライフスタイルIP領域(旧キッチン雑貨事業) 売上高7億2500万円(前年同期7億1100万円)、営業利益1800万円(前年同期100万円の赤字)
成長戦略の1つである「ワクワク空間の創出」につきましては、「share with Kurihara harumi」を栗原はるみ氏の監修の下、同氏の世界観を反映させた店内ディスプレイに改装し、楽しみながら買い物ができる空間の提供を開始した。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止による行動制限が緩和されたことで来店数の回復に加え、前期における収益力向上施策が寄与し、百貨店事業は好調を維持している。加えて、エスビー食品、オイシックス・ラ・大地、雪印メグミルクから発売された商品に関連するプロデュース事業およびパーソナルマガジン「栗原はるみ」などの出版物などIPコンテンツ事業におけるロイヤリティ収入も好調に推移した。
③IP投資育成領域(IP投資育成事業) 売上高100万円、営業損益1300万円の赤字
関連会社のバックオフィス業務を支援した。このほかに子会社事業に関係しない投資先の有価証券の一部譲渡を今期中に予定している。■通期予想は変更なし
2023年12月期通期の業績予想については、従来のレンジ予想から変更なく、以下のとおり。売上高42億円~47億7000万円(前期比17.1%~33.0%増)
営業損益2億9000万円の赤字~2億1000万円の赤字(前期3億5400万円の赤字)
経常損益3億円の赤字~2億3000万円の赤字(同3億9200万円の赤字)
最終損益4億2000万円の赤字~4億8000万円の赤字(同4億4800万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664