【ゲーム株概況(7/12)】2Q決算で通期利益予想を超過のシリコンスタジオが高値更新　前日S高のザッパラスは反落　UUUMは大幅続落

7月12日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比259.64円安の3万1943.93円と3万2000円台を割り込んで取引を終えた。為替が1ドル＝139円台まで円高方向に振れたことで、輸出関連株を中心に売り物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、シリコンスタジオ<3907>が大幅反発し、年初来高値を更新した。シリコンスタジオは、前日7月11日に発表した第2四半期決算が売上高で前年同期比16.6％増、営業利益で同179.1％増となるなど大幅な増収増益となり、各利益項目は通期予想を超過したことが市場の関心を集めたようだ。

また、モブキャストHD<3664>が買われたほか、ネクソン<3659>やAiming<3911>、セガサミーHD<6460>などがしっかり。

周辺株では、CRI・ミドルウェア<3698>が年初来高値を更新した。

半面、前日はKADOKAWA<9468>との「占い」カテゴリーでの業務提携の検討を材料にストップ高まで買われたザッパラス<3770>が反落した。

2023年5月期業績予想の再下方修正を実施し、赤字転落の見通しとなったことを嫌気されたUUUM<3990>は大幅続落した。

ほか、ドリコム<3793>やサイバーステップ<3810>なども売られた。