【ゲーム株概況(7/13)】業績一変&東方PJ新作への期待からケイブがストップ高 東海東京がカバレッジ開始のタカラトミーも続伸
7月13日の東京株式市場は反発。日経平均株価は前日比475円40銭高の3万2419円33銭で取引を終えた。米消費者物価指数の伸び鈍化が確認されたことで、米国の利上げ長期化への懸念が後退した。半導体関連やグロース株が物色され、指数の伸びをけん引した。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ケイブ<3760>がストップ高。『モンスト』運営のでらゲーが連結に加わったことで、23年5月期の最終利益が25億7900万円と前年9億3600万円の赤字から大きく改善した。でらゲーがフル寄与する24年5月期の業績への期待に加え、「東方 Project」新作ゲームの開発も進捗している旨の発表があったことが評価された模様だ。
タカラトミー<7867>が続伸。東海東京証券が同社の投資判断を新規「アウトパフォーム」、目標株価を2150円としてカバレッジを開始したことが材料視された。フリュー<6238>やまんだらけ<2652>などもしっかり。また、メタバース関連の一角として、CRI・ミドルウェア<7359>やカバー<5253>、シリコンスタジオ<9565>も物色された。
サン電子<6736>が続伸。7月13日、1995年にヒューマンがスーパーファミコン用に発売した『クロックタワー(CLOCK TOWER)』をカプコンと共同で、現行のゲーム機(Switch、PS4、PS5、STEAM、Xbox One、Xbox Series X|S)に移植し、新規要素を追加した「復刻版」として2023年度内に発売すると発表した。
他方、買取王国<3181>が大幅安。一時は75日移動平均線である1240円まで売られる場面があったものの、自律反発狙いの買いが入った。前引けにかけて下げ渋り、その後は終値付近でのもみ合いに終止した。ANYCOLOR<5032>やエイベックス<7860>、メディア工房<3815>も下げた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867