KADOKAWA<9468>は、この日(8月3日)、第1四半期(2023年4~6月)の決算を発表し、映像セグメントの業績について、売上高が前年同期比で15.2%増の106億6300万円、営業利益が同120.2%増の14億9700万円と増収・大幅増益になったことを明らかにした。
同社では、アニメ『【推しの子】』 『この素晴らしい世界に爆焔を!』など人気タイトルの国内外での配信向け収入、その他権利許諾が伸長した、としている。1作品あたりの収益力向上により、高成長を実現したという。
また、アニメ以外では、 実写映像も増収だったという。『わたしの幸せな結婚』 や『ヴィレッジ』などが貢献したとのこと。
なお、第2四半期以降、アニメ『わたしの幸せな結婚』 『ダンジョン飯』など人気作品を放送し、引き続き成長を見込む。同時に前回の決算発表時にも説明があったように『【推しの子】』 のような他社人気原作のアニメ化とその製作能力の向上にも取り組む。
また、すでに発表があったが、不採算事業への対処として、映画館運営事業「EJアニメシアター新宿」からの撤退も決定した(関連記事)。
業績推移は以下のとおり。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468