【CEDEC 2023】マップボックス・ジャパンが初出展 25日には「ロケーションゲームの動向とMapboxのゲームへの取組み」と題した対談形式の講演を実施
マップボックス・ジャパンは、8月23日から25日に開催されるゲームに関する技術や知識を共有する国内最大規模のカンファレンス「CEDEC 2023」に初出展することを発表した。
あわせて、25日のセッションでは、「ロケーションゲームの動向とMapboxのゲームへの取組み」と題した対談形式の講演を実施する。
現実世界を移動しながら遊ぶ「ロケーションゲーム」は、様々な人気タイトルがリリースされているだけでなく、スマートフォンゲームになじみのない世代にも“健康促進のためにゲームを利用する”というニーズがあり、ヘルスケア目的の需要も高まっている。今やゲーム業界で1つのジャンルとして確立している「ロケーションゲーム」の開発ベースとなるデジタルマップには、データ活用と開発の容易さを持ち合わせたツールの選定が必要不可欠だ。
マップボックスが2020年より日本で提供するデジタル地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、カスタマイズが容易でカラーリングやフォントも自由にデザインすることができる。また、地図に載せた情報は3D表示やヒートマップなど多彩な表現ができ、さらに、軽量で描画に最適化されたベクターデータへ変換されるため、膨大なデータでも滑らかな表示が可能だ。そのため、ナビゲーションアプリや天気予報、企業のマーケティング分析、メタバースやゲームなど幅広いコンテンツに活用されている。
「CEDEC 2023」では、ゲーム開発者向けに設計されたアプリケーションである「Mapbox Gaming Solution」の展示や、ロケーションゲームには欠かせないアイテム獲得スポットやチェックポイントなどの配置に活用できる「Mapbox Playable Locations」のデータセットやデモンストレーションが体験できるコンテンツを紹介する。
また、25日11時20分より行うセッションでは、マップボックスのテクニカル・アカウント・マネージメントおよびプロダクトディレクター矢澤良紀と、ゲーム業界やロケーションゲームに精通する中田吉法氏(株式会社タイムインターメディア)と関口聖氏(株式会社インプレス)を招き、ロケーションゲームの市場規模やマネタイズ手法、さらに、「Mapbox Gaming Solution」による位置情報を活用したゲーム開発技術を3者対談形式で講演する。
マップボックスでは、「CEDEC 2023」への出展を通し、地図によるロケーションゲーム開発の推進や業界市場の拡大に貢献していくとしている。
<セッション概要>
タイトル:ロケーションゲームの動向とMapboxのゲームへの取組み
内容:過去のロケーションゲームの事例から市場やマネタイズ手法などを学び、今後のロケーションゲームの可能性と、ゲーム開発におけるデジタル地図開発プラットフォーム「Mapbox」の活用方法についてディスカッションする。
日時:8月25日(金)11:20~12:20
会場:パシフィコ横浜 ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい)第12会場
【登壇者プロフィール(※敬称略)】
矢澤 良紀
(Mapbox Japan テクニカル・アカウント・マネージメント及びプロダクトディレクター)
Niantic社が開発したIngressのゲームにハマったことがきっかけで、デジタル地図が重要な要素であることに気付き、ゲーム案件に携わることを夢にマップボックス社へ入社。現在、ゲーム事業部の責任者として従事しており、デジタルマップを活用したゲーム開発に貢献。
中田 吉法
(株式会社タイムインターメディア 文教ソリューション事業部 シニア・アーキテクト)
同人誌GameDeepを主宰しており、2014年度よりIngressを中心としたロケーションゲームについての考察活動を続け、ロケーションゲームがもたらす「壊れた魔法円」現象に興味、関心を寄せている。ゲームメカニクス大全(第1版)に翻訳協力として参加。
関口 聖
(株式会社インプレス モバイル分野専門Webメディア「ケータイ Watch」 編集長)
スマホ・ガジェットや料金だけでなく、基地局から政策、そしてアプリまでカバー。最近では、国内大手携帯電話各社やサムスン電子、クアルコムSnaodragonなど様々な有名企業を取材する。ロケーションゲームをきっかけに、スマホが果たす”リアルとデジタルを繋げる役割”に注目している。
会社情報
- 会社名
- マップボックス・ジャパン