【ゲーム株概況(11/6)】業績予想増額のサンリオが商いを伴って4日続伸 好決算のコナミグループは7日ぶりに反発 2ケタ減益決算のグリーも反落
11月6日の東京株式市場では、日経平均は上げ幅を拡大して4日続伸し、前日比758.59円高の3万2708.48円で取引を終えた。日経平均の終値が2万2000円台を超えたのは10月18日以来となる。日米の長期金利の低下を追い風に半導体関連などに買いが入った。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、サンリオ<8136>が商いを伴って4日続伸し、一気に7000円台を回復した。サンリオは、前週末11月2日に2024年3月期の連結業績予想の上方修正を発表したことが株価の刺激材料となったようだ。
また、同じく前週末11月2日に発表した第2四半期決算が過去最高の売上高を記録し、各利益項目とも2ケタ超の増益での着地となったコナミグループ<9766>が7日ぶりに反発し、終値ベースで10月25日以来となる8000円台を回復した。
周辺株では、セルシス<3663>やGENDA<9166>が高く、まんだらけ<2652>は4日続伸して1500円台を回復した。
半面、前週末11月2日に発表した第1四半期決算が2ケタ超の大幅減益となったことが嫌気されたグリー<3632>が反落し、一時550円を割り込んだ。
決算関連では、第2四半期決算が『エルデンリング』ヒットの反動減や、出版での先行投資で大幅な減益となったKADOKAWA<9468>も売られた。
ほか、サイバーエージェント<4751>は、岩井コスモ証券が投資判断を「B」から「A」に格上げしたものの、この日は4日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766