コロプラ、23年9月期決算は売上高5％減、営業益33％減に　一部既存タイトルの配信期間の長期化に伴う売上の漸減が収益を押し下げる

コロプラ<3668>は、11月8日、2023年9月期の連結決算を発表、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う売上の漸減が収益を押し下げた。

売上高309億2600万円（前々期比5.0％減）
営業利益28億5800万円（同33.7％減）
経常利益32億7600万円（同42.8％減）
最終利益18億9300万円（同21.6％減）

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①エンターテインメント事業　売上高299億1400万円（前々期比6.0%減）、営業利益34億1000万円（同26.8%減）
売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、新作タイトル『白猫GOLF』『MONSTER UNIVERSE』『とらべる島のにゃんこ』の配信を開始した。既存タイトルにおいては、他社IPタイトル『ドラゴンクエストウォーク』（企画・制作：スクウェア・エニックス、開発：コロプラ）」が好調に推移し、グループの連結業績に貢献した。また、自社IPタイトル『白猫プロジェクト』および『アリス・ギア・アイギス』は人気IPとのコラボイベントを実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス提供を行った。

②投資育成事業　売上高10億1100万円（同39.6%増）、営業損益5億5400万円の赤字（前々期3億5300万円の赤字）
グループ出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。

■2024年9月期も業績予想は非開示

2024年9月期通期の連結業績予想については、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、非開示としている。