ハピネット、9月中間決算は営業益44%増の47億円 ポケカや一番くじ、ガシャココ、Switch・PS5ハードなど販売好調 ブロッコリーはBSのみ反映

ハピネット<7552>は、11月10日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高1609億5700万円(前年同期比14.7%増)、営業利益47億2800万円(同44.2%増)、経常利益49億0100万円(同40.2%増)、最終利益41億2900万円(同83.2%増)だった。

・売上高:1609億5700万円(同14.7%増)
・営業利益:47億2800万円(同44.2%増)
・経常利益:49億0100万円(同40.2%増)
・最終利益:41億2900万円(同83.2%増)

玩具事業やアミューズメント事業が引き続き好調に推移したことに加え、ビデオゲーム事業でヒット商品があったことにより、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

また、8月31日をみなし取得日として同社の持分法適用関連会社であったブロッコリーの株式を追加取得し連結子会社化したことに伴い、段階取得に係る差益10億2500万円を特別利益として計上している。

なお、ブロッコリーは同社の連結子会社となったが、第2四半期においては貸借対照表のみを連結しており、四半期連結損益計算書に同社の業績は含まれていない。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

 

■玩具事業

売上高は686億9800万円(同15.0%増)、セグメント利益は32億8800万円(同52.5%増)となった。BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとしたくじ商品や「ポケモンカードゲーム」などのトレーディングカードが依然好調に推移したことにより、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

 

■映像音楽事業

売上高は333億8200万円(同0.2%増)、セグメント利益は2億2200万円(同16.7%増)となった。第2四半期においては大きなヒット作品に恵まれず、加えて同社出資映像作品の一部で投資損失が発生したものの、第1四半期において音楽パッケージの新譜の販売や同社出資映像作品の配信プラットフォームへの販売などが好調に推移したことにより、利益面ともに前年同期を上回った。

 

■ビデオゲーム事業

売上高は389億8600万円(同20.8%増)、セグメント利益は7億1300万円(同21.7%増)となった。第1四半期において大きなヒット商品があったことに加え、第2四半期においても「Nintendo Switch」や「PlayStation5」のハードの売上が引き続き好調に推移したことや、「ピクミン4」などの商品が堅調に推移したことにより、利益面ともに前年同期を上回った。

 

■アミューズメント事業

売上高は198億8900万円(同32.4%増)、セグメント利益は11億5500万円(同16.2%増)となった。カプセル玩具市場がインバウンド需要の回復も取り込み伸長していることに加え、同社運営のカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店を拡大したことにより、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。なお、「ガシャココ」は9月末日時点で90店舗を出店している。

 

■2024年3月期の業績見通し

2024年3月期の業績は、売上高3100億円(前期比0.9%増)、営業利益60億円(同2.7%増)、経常利益62億円(同0.1%増)、最終利益37億円(同3.9%増)を見込む。

・売上高:3100億円(同0.9%増)
・営業利益:60億円(同2.7%増)
・経常利益:62億円(同0.1%増)
・最終利益:37億円(同3.9%増)

計画に対する進捗率は、売上高51.9%、営業利益78.8%、経常利益79.0%、最終利益111.6%となっている。

・売上高:51.9%
・営業利益:78.8%
・経常利益:79.0%
・最終利益:111.6%

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高2824億4100万円、営業利益55億7500万円、経常利益58億5300万円、最終利益35億5400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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