円谷フィールズ、9月中間決算は営業益52%増の53億円 パチンコ・パチスロ好調 コードギアスやベルセルク、エヴァンゲリオンがヒット ウルトラマンも拡大続く
円谷フィールズホールディングス<2767>は、11月13日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高670億1500万円(前年同期比58.7%増)、営業利益53億7000万円(同52.0%増)、経常利益59億0700万円(同57.4%増)、最終利益41億2300万円(同62.6%増)だった。フィールズの展開するパチンコ・パチスロ事業が好調だった。
・売上高:670億1500万円(同58.7%増)
・営業利益:53億7000万円(同52.0%増)
・経常利益:59億0700万円(同57.4%増)
・最終利益:41億2300万円(同62.6%増)
■コンテンツ&デジタル事業セグメント
売上高74億0900万円(前年同期比22.5%増)、営業利益19億8000万円(同22.1%増)となった。
・中国MDライセンス収入:21億円(対前年同期104.9%増)
トレーディングカードが引き続き業績をけん引する中で、ブロック玩具も好調で当期の中国MDライセンス収入は前年同期比で2倍程度の増収となった。中でも昨年から玩具以外のカテゴリーを拡充するため新規ライセンシーの獲得に取り組んだ結果、アパレルや文具など玩具以外のカテゴリーは前年同期から大きく拡大している。
・国内MDライセンス収入:10億8000万円(対前年同期7.5%増)
来場者が7万人を超え大盛況だった『ウルトラヒーローズEXPO2023 サマーフェスティバル』を筆頭に、行動制限解除を受けて夏休みの各種イベントやライブショーの集客は前年を大きく上回り、物販も好調だった。7月にオープンした西武園ゆうえんちのアトラクションでもオリジナル商品が人気となった。ウルトラマン以外でも3月に公開し52万人を動員した映画『グリッドマン ユニバース』関連商品が好調だった。
■PS事業セグメント
売上高590億2200万円(前年同期比67.0%増)、営業利益45億0600万円(同133.1%増)と大幅増収増益を達成した。フィールズの販売タイトルが好調で、パチンコ8.5万台、パチスロ4.0万台、合計12.6万台(前年同期比+4.1万台)の販売実績となった。
【パチンコ】
・Pコードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection
・P百花繚乱
・その他、シリーズ機や再販など
【パチスロ】
・L ベルセルク無双
・S 織田信奈の野望 全国版
・L エヴァンゲリオン ~未来への創造~
・その他
さらにホールの基幹機種としてファンから高い支持を得ているパチンコ『新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~』の再販(2.4万台)や同機種をより遊びやすくしたライトスペック(1.0万台)も販売した。その他、新規IPの取得、遊技機の開発・製造体制の整備・強化をはじめ中期経営計画の達成に向けた各種取り組みが順調に進捗している。
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高1230億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同9.6%増)、経常利益122億円(同8.7%増)、最終利益85億円(同3.4%増)、EPS129.97円を見込む。
・売上高:1230億円(同5.0%増)
・営業利益:120億円(同9.6%増)
・経常利益:122億円(同8.7%増)
・最終利益:85億円(同3.4%増)
・EPS:129.97円
計画に対する進捗率は、売上高54.5%、営業利益44.8%、経常利益48.4%、最終利益48.5%となっている。
・売上高:54.5%
・営業利益:44.8%
・経常利益:48.4%
・最終利益:48.5%
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767