【サービス終了、その瞬間】番外編「after that サービス終了」(2023年)…『ハニプレ』『ダイの大冒険 魂の絆』『ロックマンXDiVE』等のその後をリサーチ

スマートフォンアプリ市場は、日々新しいゲームがリリースされている。その一方で、様々な事情により惜しまれつつサービスが終了してしまうゲームも少なくはない。

gamebizでもサービス終了に関する記事(関連情報)を取り上げている。

それら記事を読み、「あと数ヵ月後に終わるのか…」と思うが、サービス終了発表~サービス終了当日までの期間、そのゲームについて追ってはいなかった。

そこでgamebizでは、それらゲームのサービスが終了するその瞬間に立ち会って、ゲーム内でどのような事が起こったのかを伝える「サービス終了、その瞬間」を展開している。

今回は、2023年に本コーナーで取り扱ったタイトルの中からいくつかピックアップし、ゲームのサービスは終わったがアニメやグッズなどの関連コンテンツで展開を続ける作品にスポットを当てた番外編をお届けする。

※無理やりこじつけている感もありますが、広い心で読んでいただけると幸いです。

『HoneyWorks Premium Live(ハニプレ)』

2023年3月31日をもってサービス終了となったflaggsとインクストゥエンターの『HoneyWorks Premium Live(ハニプレ)』。筆者もサービス終了の瞬間を見届けるべく1週間プレイをしたが、40を過ぎたおっさんには違う意味で刺激が強すぎて、年甲斐もなくキュン死にしそうになるくらいキュンキュンしてしまった。

『ハニプレ』をプレイした事が原因なのかわからないが、中学生の時に好きだった子が夢に出てくるくらい、筆者に青春とは何か思い出させてくれた作品だった。

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そんな『ハニプレ』だが、ゲームに関する目新しい動きは公式Xなどをチェックしても見受けられなかったものの、原作といえるHoneyWorksは2023年も活発な動きを見せている。

主だったものとしては、2023年12月16日にHoneyWorks重大発表&バンドセッション 拡大2時間スペシャル生配信が行われた。

また、2024年3月16日、17日に開催される「hololive 5th fes」にて、HoneyWorksとホロライブとのコラボステージが行われるとのこと。各種チケットや出演タレントなどは特設サイトで確認できるので、『ハニプレ』をプレイしてHoneyWorksファンになった人はチェックしてみよう。

▲2023年12月16日に行われた生配信。


▲2024年3月16日、17日に開催される「hololive 5th fes」。特設サイト(https://hololivesuperexpo2024.hololivepro.com/



『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』

続いて、2023年4月27日をもってサービス終了となったスクウェア・エニックスとディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』について。『ダイの大冒険』は筆者も小学生の頃にマンガを読んでいたこともあり、原稿を書きながら色々と『ダイの大冒険』ごっこをやっていた当時を思い出して、我ながらエモい記事になったと思っている。

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では、『ダイの大冒険』というゲームのその後に目を向けてみよう。作品を題材にしたゲームという括りで言うと、Nintendo Switch / PlayStation5 / PlayStation4 / Xbox Series X|S / Microsoft Store対応のアクションRPG『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』が2023年9月28日に発売されている。

その他ではタカラトミーアーツのアーケードゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』で、2023年12月21日より「エクスブレイク3弾 コレクション1」の稼動がスタートしている。

スマホのゲームは終了したが、『ダイの大冒険』ファンが楽しめる展開はまだまだ続いている。


▲ゲームじゃないけど、SpiceSeedフィギュア事業部が、2023年12月23日20時より、ダイの大冒険シリーズ『キルバーン&ピロロ』を予約開始している。

『シン・クロニクル』

2023年5月31日をもってサービス終了となった、セガの『シン・クロニクル』。サービス終了時日にログインした際、ゲーム内で『シン・クロニクル』運営チームから「またいつか、再会を願って――」というメッセージがプレイヤーに贈られていたのを見て、筆者も感動してしまった記憶がある。(※こちらの文章に誤字がありましたので修正いたしました。)

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それから数か月が経ったが、続編などの情報は聞こえてきてはいない。それでも何か動きはないかと公式Xを覗いてみたところ…。

なんと、セガ社内デザイナーさんが個人的に『シン・クロニクル』のイラストを描いて投稿していた。ゲームは終了したが、ユーザーだけでなく開発サイドからも愛されていた作品なんだなと、改めて思った。

『エヴァンゲリオン バトルフィールズ』

2023年7月27日にサービスを終了した、エヴァンゲリオンバトルフィールズ製作委員会の『エヴァンゲリオン バトルフィールズ』。この企画記事を始動させてから、いくつものサ終タイトルを取り上げてきたが、筆者の記憶が確かならば、フレンドが一人もできなかったのはこのタイトルが初めてだった…かもしれない。そういう意味で印象に残ったタイトルの一つである。

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ゲーム自体のその後の動きはなかったが、題材となった『エヴァンゲリオン』の人気はいまだ健在である。

直近の最新情報としては、昨年夏から東京や大阪などで開催されていたエヴァ大博覧会について、2023年12月8日~2024年1月28日の期間、新潟で開催されるようだ。


▲新潟限定グッズの他、スタンプラリーなども展開。特設サイト(https://eva-x-expo.exhibit.jp/

その他、時期的なグッズとして、ゆるしとやエヴァンゲリオンパイロットのイラストが可愛いおとし玉袋が販売中。ゲームは終われど、2024年も『エヴァンゲリオン』の勢いは止まらない。

『ロックマンX DiVE』

最後に紹介するのは、2023年9月27日をもってサービス終了となった、カプコン<9697>の『ロックマンX DiVE』。筆者はファミコン版の『ロックマン』(1、2、3)はかなりやり込んだが、『ロックマンX』については正直ノータッチ。それでも『ロックマン』らしさをスマホで表現した本作はかなり楽しくプレイできた。サ終当日に筆者はかなり痛恨のミスを犯したんだけどね…。

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『ロックマンX DiVE』自体のサービス終了となったが、その魂を引き継ぐ形でオフライン版がSteam、iOS、Androidで販売中。

ちなみに『ロックマンX DiVE オフライン』について、現在初のセールを開催中。34%オフのオトクな価格で手に入れる事ができるので、『ロックマンX DiVE』を遊んでいたファンは要チェックだ。

まとめ

というわけで、2023年に「サービス終了、その瞬間」で取り上げたタイトルの中からいくつかをピックアップし、そのゲームのその後を関連コンテンツの展開と絡めて紹介した。

今回ピックアップしたタイトルはもちろんだが、今年も多くのタイトルがサービス終了となり、それぞれのゲームのファンも残念な気持ちになったことは想像に難くない。

しかし、この記事で紹介したとおり、ゲームは終われどそのコンテンツ自体は家庭用ゲームやオンラインイベント、グッズなどなどさまざまな形でファンを楽しませてくれていることがわかった。

本記事を読んだ読者の皆様も、自分が愛したアプリがサービス終了になっても、そのコンテンツは生き続けているので、引き続き作品を愛し続けよう!

【サービス終了、その瞬間】バックナンバー

前回の記事 ⇒ ドリコム『GGGGG(ジージージージージー)』…最後の最後までマッチング良好、多くのプレイヤーがバトルに興じた

23年7月~10月掲載記事まとめ ⇒ 『燐光のレムリア 星空の絆』『エヴァBF』『ワールドウィッチーズ ユナフロ』『ロックマンX DiVE』

番外編もチェック ⇒ 「after that サービス終了」(22年度)…ゲームは終われどアニメやグッズ等の関連コンテンツで輝き続ける作品たち

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