モバイルファクトリー、23年12月期通期の業績予想を修正 『駅メモ』をけん引役に売上高は上ブレ 子会社Suishowののれんの減損計上で最終赤字に転落
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モバイルファクトリー<3912>は、12月15日、2023年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高と営業利益、経常利益は従来予想を上回るものの、最終利益は連結子会社Suishowののれんの減損損失として8億9900万円を特別損失に計上することで赤字に転落する見通しとなった。
売上高32億7000万円→33億6700万円(増減率3.0%増)
営業利益8億9600万円→9億2000万円(同2.7%増)
経常利益8億9600万円→9億1600万円(同2.2%増)
最終損益6億2100万円の黒字→6700万円の赤字売上高は、主力のモバイルゲーム事業の位置情報連動型ゲーム『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ』)がけん引し、過去最高を更新するとともに従来予想を上回る見込み。営業利益と経常利益は、Suishowの取得にともなうのれん償却費などが発生した一方で、モバイルゲーム事業およびブロックチェーン事業の広告宣伝費減少などにより予想を上回る見込み。
最終損益については、Suishowが運営するサービス「NauNau」における個人情報漏洩の可能性を認識し、調査結果は出たものの、サービス再開時期は現在も未定であり、利用ユーザーの減少が予測される状況などを踏まえて今後の計画を見直した結果、当初想定されていた収益獲得が見込めなくなったことでのれんの減損損失8億9900万円を計上することにより、前回予想を大きく下回り、赤字計上となる見込み。
なお、配当金については、前回予想のとおり1株当たり期末配当8円を予定している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912