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【サービス終了、その瞬間】セガ『404 GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』…様々なキャストに筆者のゲームの思い出を重ね合わせながら、その最後を見届ける

株式会社セガ

セガ

2024.01.15 11:00

スマートフォンアプリ市場は、日々新しいゲームがリリースされている。その一方で、様々な事情により惜しまれつつサービスが終了してしまうゲームも少なくはない。

gamebizでもサービス終了に関する記事（関連情報）を取り上げている。

それら記事を読み、「あと数ヵ月後に終わるのか…」と思うが、サービス終了発表～サービス終了当日までの期間、そのゲームについて追ってはいなかった。

そこでgamebizでは、それらゲームのサービスが終了するその瞬間に立ち会って、ゲーム内でどのような事が起こったのかを伝える「サービス終了、その瞬間」を展開している。

今回は、2024年1月5日12時をもってサービス終了となった、セガの『404GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』をピックアップする。

◆セガ『404GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』（Since 2023 to 2024）

まずは『404GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』（以下、エラーゲームリセット）の概要について。

本作は、ゲームクリエイターのヨコオタロウ氏が名作ゲームをリブランディングして生み出すストーリーと、人気イラストレーターゆーげん氏が手掛ける美少女キャラクターが独創的な世界観を生み出す新作スマートフォンRPG。

「セガ」によって歪められた世界に暮らすプレイヤーが、本来の世界を取り戻すべく「セガ」との戦いに身を投じていく。また、歴史に残る名作ゲームが、「キャスト（キャラクター）」として美少女化した姿で登場し、物語を彩るというゲーム内容となっている。

『エラーゲームリセット』は2023年4月25日にサービス開始となり、それから約9ヵ月でのサービス終了となった。

◆タイトル発表からサービス終了までの歴史を振り返る

続いて、『エラーゲームリセット』発表からの歴史を振り返っていこう。

サービス開始から遡ること約2ヵ月前の2023年2月10日、セガが2023年春配信予定の新作スマートフォン向けゲームプロジェクトとして『エラーゲームリセット』を発表し、同日より事前登録を開始した。

プロジェクトの発表とともに公式サイトも公開し、本作の世界観や、本作登場「キャスト」から「アウトラン」「アフターバーナー」「バーチャコップ」「バーチャファイター」の情報を掲載。また、本作ストーリーにおいて「セガ」に反旗を翻す組織「レジスタンス」の主張を描く公式Twitter（現X）アカウントが公開となった。

さらに、本作のクリエイティブディレクターを務めるヨコオタロウ氏と、本作のキャラクターデザインを担当するゆーげん氏が本作の魅力を語る、タイトル発表映像も披露。豪華制作陣と独特な世界観の『エラーゲームリセット』に注目が集まった。

▲タイトル発表時に公開された映像。

タイトル発表から約1週間が経った2023年2月17日、事前登録数が5万件を突破。さらに10日後の2023年2月27日には「キャストPV」が公開され、アウトラン、アフターバーナー、バーチャコップ、バーチャファイター、ファンタジーゾーンについて、イラストビジュアルやセリフ、そして元になった名作ゲームについて確認することができた（関連記事）。

「キャストPV」以降も、プロデューサーである中村豪介氏が『エラーゲームリセット』のゲームコンセプトを解説したり（関連記事）、世界観を深堀する映像「ARCHIVE FILE.00」を公開するなど（関連記事）、2023年3月に積極的なプロモーションを展開し、2023年3月23日に事前登録数が10万件を突破。最終的に事前登録は25万件を突破した。

その他、『エラーゲームリセット』にバンダイナムコエンターテインメントとタイトーが参戦し、名作ゲーム『パックマン』や『アルカノイド』がキャストとして登場することが発表。リリース日が2023年4月25日に決定したことが発表された2023年4月17日には、『エラーゲームリセット』の前日譚を描いたプロローグアプリをリリースすることや、新たなにカプコンとSNKの参戦も判明するなど、リリースに向けてゲームファンの期待は大きく膨らんでいった。

そして2023年4月25日、ついに『エラーゲームリセット』がサービス開始となると、翌2023年4月26日にタイトルにちなんだ“40.4”万DLを初日に達成したことが明らかに。さらに配信開始から3日間で100万ダウンロードを突破、同年5月8日には150万DLを突破したことが発表された。

以降、クランバトル「開発課コロシアム」やクラウドイベント、期間限定イベントといった各種イベントの開催や、メインシナリオ新章の配信、新キャストの追加、公式生放送の実施など、様々な施策でゲームの盛り上がりを図っていった。

また、2023年7月21日にDMM GAMES版もリリースしたほか、7月28日にはセガラッキーくじオンライン「404 GAME RE:SET ‐エラーゲームリセット‐」を販売開始した。

しかし、2023年10月30日に『エラーゲームリセット』が、2024年1月5日12時をもってサービスを終了することが発表となってしまったのだった。

◆1週間前からプレイ…有終の美（サ終）を見届ける

『エラーゲームリセット』の発表からサービス終了決定までの流れをお届けしたところで、ここからはサービス終了1週間前の2023年12月30日からログインしたプレイ記録をダイジェストでお届けしよう。

ゲームデータのダウンロードを実行しながら、まずはプレイヤー名を決めたりチュートリアルを進めることに。

余談だが筆者、初めて買ったセガのハードはセガサターンである。従って上の画面のとおり、セガ入社採用サイトのプレイヤー名を、なんとなく当時セガサターンのCMに出てきた“セガール”にしようと思ったのだが…。

うーん、このエラーは『エラーゲームリセット』というタイトル名だけにゲームの演出？　それともガチのエラー？

どうにも入力できないので、ならばとダメもとで前述のCMにてセガールの隣にいたあいつの名前を入力したところ…。

いやアンソニーはいいんかいっ！（笑）　そして無事、アンソニーとしてセガ社員となった筆者。ナビゲーターのリボンちゃんの指示に従う指示待ち社員として、なんか人相の悪い「アウトラン」を倒して浄化させることに成功した。

『エラーゲームリセット』の特長と言えば、なんと言っても筆者のようなおじさんにはグッとくる懐かしのゲーム作品が擬人化されてキャストとして登場するところだろう。

「アウトラン」は1986年に稼働開始したドライブゲーム。その当時筆者は小学1年生だったので、あまりプレイをした記憶はないけど、家族旅行で行った旅館のゲームコーナーに置かれている「アウトラン」の画面を眺めていた記憶がある。「僕も大人になったら、左ハンドルのオープンカーの助手席にパツキン姉ちゃんを乗せて、246を爆走したいなぁ」と。

その後、何枚かもらったガチャチケットを使ってたくさんの懐かしゲームのキャストをお迎えしたよ。

タイトーの「ダライアス」は1987年にアーケードゲームとしてリリースされたシューティングゲーム。筆者はゲームセンターでプレイしたというより、スーパーファミコンで発売された『ダライアスツイン』を友達の家で遊んだ思い出がある。「ダライアス」のボスって水棲生物をモチーフにしているから、『ダライアスツイン』をプレイしているといつもシーフードヌードルやらよっちゃんイカを食べたくなったものだ。