ドリコム、24年3月期の営業利益を5億円から8億円に上方修正…新作を見通しから除外も既存タイトルが上ブレ

ドリコム<3793>は、1月30日、2024年3月通期の連結業績予想の上方修正を行い、売上高100億円(前回予想115億円)、営業利益8億円(同5億円)、経常利益7億円(同4億5000万円)、最終利益1億円(損益ゼロ)、EPS3.51円(同0.00円)とした。

・売上高:100億円(前回予想115億円)
・営業利益:8億円(同5億円)
・経常利益:7億円(同4億5000万円)
・最終利益:1億円(損益ゼロ)
・EPS:3.51円(同0.00円)

従来予想からの修正率は、売上高13.0%減、営業利益60.0%増、経常利益55.5%増となった。

・売上高:13.0%減
・営業利益:60.0%増
・経常利益:55.5%増

売上高については、主力タイトルを中心に既存運用タイトルの売上高が想定を上回ったが、今後の新規自社配信タイトルは、ユーザーテストによる検証や不具合修正、コンテンツ拡充のための追加開発等に時間をかけていることから、リリースに伴う貢献を含まない見通しとしたことにより修正した。

既にクローズしたタイトルを含む2024年3月期の新規自社配信タイトルによる売上高の貢献見込みは、前回発表予想の17億8400万円から1400万円に修正した。

営業利益と経常利益については、売上高と同様に新規自社配信タイトルのリリースに伴う貢献を含まない見通しとしたが、既存運用タイトルの上振れ等により増額修正した。最終利益については、営業利益及び経常利益の増加により修正した。

なお、前期末及び第1四半期にリリースした新規タイトル2本についてクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中タイトル1本について開発中止を決定し減損処理を行ったことで特別損失6億0900万円を計上している。