コロプラ、第1四半期(10～12月)決算は売上高20％減、4.1億円の営業赤字を計上　保有する営業投資有価証券の一部の減損処理も実施

コロプラ<3668>は、2月7日、2024年9月期の第1四半期（10～12月）の連結決算を発表、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う売上の漸減に加え、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を実施したことで大幅減収・赤字幅拡大となった。

売上高56億2900万円（前年同期比20.8％減）
営業損益4億1400万円の赤字（前年同期1100万円の黒字）
経常損益4億6100万円の赤字（同4億4200万円の赤字）
最終損益5億1900万円の赤字（同4億1300万円の赤字）

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①エンターテインメント事業　売上高55億9600万円（前年同期比20.8％減）、営業損益3億4500万円の赤字（前年同期2億3300万円の黒字）
第1四半期期間において、売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、『ドラゴンクエストウォーク』（企画・制作：スクウェア・エニックス、開発：コロプラ）が堅調に推移し、グループの連結業績に貢献した。また、自社IPの『白猫プロジェクト』が人気IPとのコラボイベントを開催するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行った。

②投資育成事業　売上高3200万円（同20.6％減）、営業損益7000万円の赤字（前年同期2億2200万円の赤字）
第1四半期期間において、同社グループ出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。

■通期業績予想は引き続き非開示

2024年9月期通期の連結業績予想については、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、非開示としている。