オルトプラス、第1四半期(10~12月)決算は売上高14%減、1.6億円の営業赤字を計上 新たな開発受託案件を獲得も前期の運営タイトル整理の影響を補えず

  • オルトプラス<3672>は、2月8日、2024年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、新たな開発受託案件の獲得があったものの、前期に一斉に整理を進めた運営タイトルの売上の減少分を補うには至らず、減収となった。

    なお、期中は資本業務提携先であったXPEC社の前董事長を相手方とした損害賠償請求訴訟の関連費用を営業外費用に計上している。

    売上高9億2200万円(前年同期比14.9%減)
    営業損益1億6000万円の赤字(同2億1100万円の赤字)
    経常損益1億4900万円の赤字(同2億6000万円の赤字)
    最終損益1億5000万円の赤字(同2億1800万円の赤字)

    ゲーム事業では、収益体質への転換を目指して事業構造の改善を図っており、安定的に収益が確保できる他社タイトルなどの開発受託や運営受託の拡大を進めた。第1四半期期間においては、新たに3件の開発受託案件を積み上げるともに、開発を受託していたライブゲームタイトルの開発が完了し、運営受託へと移行した。しかし、前連結会計年度に一斉に整理を進めた運営タイトルの売上の減少分を補うには至らず、前年同期と比較して減収となった。なお、第1四半期末時点において、3タイトル(自社パブリッシング1、運営受託2)の運営と4件の開発受託案件が進行している。

    また、単なるゲーム開発にとどまらない、ゲームの知見・ノウハウが活かせるゲーム周辺領域での企画開発などの事業拡大を狙いとして、グローバルにロジスティックス事業を展開するジーエフホールディングスと資本業務提携契約を締結した。

    ゲーム支援事業は、国内ゲーム会社の開発・運営現場の人材需要が引き続き堅調に推移していることから、マッチング成約件数は前年同期と比較して同水準で推移したが、事業運営体制の見直しの一環として、採算が確保できていなかった新卒・中途紹介業務を休止したこと、事業主体である子会社の消費税の事業者区分の変更により前年同期と比較して減収となった。

  • ■2024年9月期見通しは引き続き非開示

  • 2024年9月期の業績見通しは引き続き非開示。開発・運営受託における案件獲得や開発の進捗状況、運営タイトルの売上状況、市場環境などの変化などにより同社グループの業績が大きく変動する可能性があり、現時点において信頼性の高い業績予測値を合理的に算出することが困難となっているため、としている。

株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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