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アカツキ<3932>は、2月9日、2024年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』の運営体制変更など、ポートフォリオの見直しを行った影響や、新規タイトルへの投資が膨らんだことで減収減益となった。
なお、最終利益については投資有価証券評価損を特別損失として計上したことも影響している。
売上高168億3200万円(前年同期比7.2%減)
営業利益15億6100万円(同64.6%減)
経常利益15億7800万円(同60.1%減)
最終利益6億7400万円(同68.0%減)主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高157億9300万円(前年同期比11.5%減)、セグメント利益25億3500万円(同58.3%減)
既存タイトルの堅実な運用と、3D×マルチデバイス×多言語を見据えた大型プロジェクトにリソースの大部分を集中させ、新規開発タイトルへの積極的な投資を進めた。主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、世界同時キャンペーンをはじめ、国内外で複数の大型イベントを開催し、国内だけでなく米仏を含む8つの国と地域にてストアセールスランキング1位を獲得した。また、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』では、12月開催の5周年イベントが盛況で、ストアセールスランキング10位以内を複数回獲得するなど、コアファンを惹きつける長期目線での安定運営を継続した。新規タイトルについては、コーエーテクモゲームスとの協業タイトル『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』が9月23日にリリースされ、累計で300万ダウンロードを突破し、ストアセールスランキング10位以内を複数回獲得するなど順調な滑り出しとなった。
しかし、櫻坂46・日向坂46応援[公式]音楽アプリ『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』の運営体制変更など、ポートフォリオの見直しを行った影響や、新規リリースタイトルのプロモーション費用および新規タイトルの開発費の増加を受けて、前年同期比では減収・減益となった。
②コミック事業 売上高4億9600万円(同384.4%増)、セグメント損益3億1000万円の赤字(前年同期7億6800万円の赤字)
同社グループのコミック事業は、当初予算内で引き続き検証フェーズを継続し、作品制作および他社プラットフォームでの販売強化を優先する方針のなか、有名クリエイターと協業によるオリジナル作品の制作に注力し、複数タイトルの連載を開始するなど積極的な投資を行った。また、オリジナル作品の他社プラットフォームへの展開の推進に伴って、作品の販売が堅調に推移し、売上高が伸長した。 -
■通期業績予想は引き続き非開示
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2024年3月期通期の業績予想については引き続き非開示。ゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、コミック事業についても積極的に挑戦していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932