コトブキヤ、24年6月期の営業益を23億円→15億円に下方修正 美少女プラモデル市場の競争激化と原材料費上昇で 12月中間決算も営業72%減で着地
壽屋(コトブキヤ)<7809>は、2月14日、2024年6月期の業績予想の下方修正を行い、売上高160億円(前回予想180億円)、営業利益15億円(同23億円)、経常利益14億5500万円(同22億6500万円)、最終利益10億1000万円(同15億7200万円)、EPS127.47円(同199.00円)とした。
・売上高:160億円(前回予想180億円)
・営業利益:15億円(同23億円)
・経常利益:14億5500万円(同22億6500万円)
・最終利益:10億1000万円(同15億7200万円)
・EPS:127.47円(同199.00円)
従来予想からの修正率は、売上高11.1%減、営業利益34.7%減、経常利益35.7%減、最終利益35.7%減となっている。
・売上高:11.1%減
・営業利益:34.7%減
・経常利益:35.7%減
・最終利益:35.7%減
■修正理由
美少女プラモデル市場の伸長を加味した業績予想を策定し、市場自体は伸長したと推測されるものの、競合他社の参入による競争の激化の結果、同社の市場シェアへ想定以上のネガティブインパクトが生じていること、特に北米市場において顧客のニーズを的確に把握できなかったことを要因とする売上の減少等の事象が現時点で発生していることから、年間売上高が当初の予想数値を下回る見込み。
また、利益面においても、主要因とする販売数量の減少に加え、円安や高インフレ環境に伴う原材料費上昇等が当初の業績策定時より影響が大きくなっていることから、経常利益及び最終利益についても当初の予想数値を下回る見込み。
■12月中間決算
同時に発表した第2四半期累計(23年7月~23年12月)の決算は、売上高73億7600万円(前年同期比24.9%減)、営業利益4億6600万円(同72.5%減)、経常利益4億3000万円(同73.5%減)、最終利益2億9300万円(同73.9%減)と大幅減益となった。
・売上高:73億7600万円(同24.9%減)
・営業利益:4億6600万円(同72.5%減)
・経常利益:4億3000万円(同73.5%減)
・最終利益:2億9300万円(同73.9%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高163億7900万円、営業利益16億5600万円、経常利益16億円、最終利益11億300万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809