DeNA、ライブストリーミングは「成長投資しながら黒字確保できるようになった」(岡村社長)…「IRIAM」は右肩上がり、早期黒字化を目指す
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(5月8日)開催の2024年3月期の決算説明会で、ライブストリーミング事業が売上収益6.2％増の425億7900万円、セグメント利益は3億3900万円(前の期は5億7200万円の損失)と増収・黒字転換したことを明らかにした。収益規模も400億円を超えるようになっている。
「Pococha(ポコチャ)」と「IRIAM(イリアム)」を中心に引き続き成長した。海外の「Pococha」については投資を行ってきたが、2024年2月をもって終了した。説明にあたった岡村信悟社長は「成長投資を行いながら、黒字を確保できるようになってきた」と述べた。
サービス別の収益を見ると、国内の「Pococha」がセグメント利益41億円を稼ぎ、投資先行だった他サービスをカバーした。アクティブユーザーを増やすため、テレビCMなどを活用して新規ユーザーの獲得に取り組んでいるとのこと。
また、「IRIAM」については、投資先行だったものの、アクティブユーザー数と課金ユニークユーザー数が右肩上がりに伸長した。「いずれも極めて順調で、今後はコミュニティの健全な発展と早期の黒字化に取り組む」(岡村社長)。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子／代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円（2023年3月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432