GENDA、クレーンゲームのサブスクサービス「プライズパス」はライト層の来店頻度と課金額の引き上げにより効果があると分析
GENDA<9166>は、この日(6月11日)、第1四半期(24年2月~4月)の決算説明資料において、クレーンゲームの利用券がもらえるサブスクサービス「プライズパス」の効果についても興味深い分析を行っている。
まず、「プライズパス」とは、月額500円でGiGOグループの店舗でプライズゲームが10回プレイできるサブスクサービスだ。ゲームプレイの決済も可能な「GiGOアプリ」内で2022年10月より全国展開を開始しており、第1四半期末時点で7925人が加入しているという。
同社では、この効果について、月0~4回利用するライトユーザーにより来店頻度や月間の課金額に対しては大きな効果がみられる、と分析しているという。
月間来店頻度を見ると、プライズパス加入者の平均値は2.5回から3.1回と24%増だったのに対し、ライト層は1.3回から2.1回と61%増となった。またプライズパス料金を除く月間の利用金額についても平均が5075円から7040円と39%伸びたのに対し、ライト層は1652円から3759円と127%増と大きく伸びたという。
毎月1回行くかどうかという来店頻度のライト層にとっては月額500円払っているからということがゲームセンターに行く動機となるということか。課金額についても、おトクな利用券の存在が難易度の高いプライズへの挑戦や、追加で遊ぶことへの敷居を下げるなど追加課金を促す要因となっているのかもしれない。
同社では、「プライズパス」会員の増加が安定的なキャッシュフロー形成に寄与することから、今後も新規会員の獲得に注力したい、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA GiGO Entertainment
- 設立
- 2004年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 上野 聖
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166