coly、第1四半期(2~4月)決算は売上高4%増、4億9800万円の営業赤字を計上 5月9日リリースの新作『ブレイクマイケース』の開発費・広告宣伝費が増加
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coly<4175>は、6月13日、2025年1月期の第1四半期(2~4月)の決算(非連結)を発表、モバイルオンラインゲームは伸び悩んだものの、自社IPのグッズ販売やリアルイベントの寄与もあり、増収を確保した。
一方で、5月9日にリリースした新作『ブレイクマイケース』がリリース直前となり開発費・広告宣伝費が増加したことなどで赤字幅が拡大した。
売上高9億100万円(前期比4.4%増)
営業損益4億9800万円の赤字(前期4億円の赤字)
経常損益5億400万円の赤字(同3億3900万円の赤字)
最終損益5億2400万円の赤字(同4億円の赤字)モバイルオンラインゲームは、今一度ユーザーファーストの視点に立ち返り、IPとしての信用獲得に注力した。『スタンドマイヒーローズ』については各種イベント施策を実施したほか、好評である「LIME」機能をつかった施策の強化に加えてマーケティングの強化を実施した。『魔法使いの約束』は、定期的なゲーム内イベントの開催、新形式の「ソナチネシリーズ」を実装したほか、過去のストーリーのフルボイス化を実施し反響を得た。『ブレイクマイケース』についてはマーケティングを強化し、5月のリリースに向けた準備を進めた。
運営中のゲームは成熟期を迎えており売上に伸び悩みがみられるものの、引き続き、ユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやメディア、グッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備を進めていく。
メディア事業は、2月に「coly 10th Anniversary Fes」を東京ビッグサイトで開催し、同社の各種IPの展示やステージイベント、物販等を展開した。また、各タイトルでグッズの販売が好調に推移したほか、リアルイベントやアミューズメント施設とのコラボレーション、「coly cafe! 池袋PARCO店」でのコラボカフェの開催などユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から同社作品に触れる機会を提供し続け、売上高は前年同期を上回った。
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■今期業績予想は引き続き非開示
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2025年1月期通期の業績予想については、以下の理由から合理的かつ信頼性のある業績予想の提示が困難と判断し、引き続き非開示としている。
・2024年5月9日リリースの新作モバイルゲーム『ブレイクマイケース』について、売上高の合理的な算出が困難であること
・モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であること
・新規開発等への機動的な投資判断を実施することなお、今後の進捗を踏まえ、業績予想の算定が可能になった場合は速やかに開示する方針だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175